東京競馬場・芝2000mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。東京競馬場では芝2000mは1800mと同じく、最初のコーナーまでが短くすぐにカーブを曲がるのが特徴的です。
東京芝200mのスタート地点は1コーナー奥にあるポケット地点です。そこから2コーナーの直角カーブまでは126.2mと非常に短くコース形状では外枠が圧倒的不利です。
このコースで行われるG1レースは秋の天皇賞になりますが、毎回大外枠の不利が紹介されます。その為、結構オッズにも反映されるので注意が必要です。一番困るのが逃げ馬や前半前に行ける馬が外に入った場合で、無理なレース展開になりますので苦しいです。一方、スタートダッシュの悪い馬は後ろに下げて、最後の直線に掛ける形になります。こちらは展開が恵まれることを祈るレース展開です。
同じ芝2000mのコースでも東京競馬場は逃げが決まりにくいコースです。理由としてはコーナーの少なさや直線の長さから自然とペースが速くなります。そうなると、単純に逃げの一手では最後の直線で足がピッタリ止まります。先行しても長い脚が使えることが条件になりますね。
東京競馬場 2000m 芝・左の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 126.20m |
---|---|
ゴール前直線距離 | 525.90m |
ゴール前直線坂 | 2段坂 |
直線部分合計 | 約1195m |
コーナー部分合計 | 約805m |
コーナーの数 | 3個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 大回り |
コーナーのR | 187 |
高低差 | 2.7m |
芝の種類 | オーバーシード |
フルゲート | 18頭 |
幅員 | 31.0m |
このコースを利用する重賞レース
東京競馬場・芝2000mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2018年5月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
東京芝2000mの高低図
東京芝2000mのラップタイムグラフ
東京芝2000mの速度変化グラフ
判定「瞬発戦」:上がり3Fからの瞬発力勝負、綺麗な2つの山型ラップ
グラフ形状はいかにも瞬発力戦らしい形をしています。2つのしっかりとした山が見て取れますが、スタートからは先行争いがあり、最後の直線に向けて一旦緩みますが、再び直線の叩き合いです。
府中の直線は長いので厳しい最後の叩き合いが見れるレースです。
東京競馬場 2000m 芝・左のクワドラント適性
東京競馬場・芝2000mコースの特徴とレース傾向と攻略法
コース形状も特殊なことがあり荒れやすいイメージがあるかもしれませんが、意外にも馬券的には人気馬が勝つ傾向です。結局、終盤の力勝負で勝てる馬が順当勝ちしているのでしょう。
レースを見ていても最後の直線でしっかり伸びる馬はとりあえず伸びてきますので、その中で位置取りだったりする部分で勝敗が決まります。消去法で馬券が買えるかもしれませんが、そうなると結局オッズが低めの馬が残ってしまい回収率に悪影響です。
穴がありそうで実はあまり穴がない、馬券巧者になるには難しいコースです。
馬券の組み立てとしては消去法をしていき、たくさん馬が余っても買えない。余った馬でオッズが低かったら妙味が薄いですので、しっかり絞りきれて馬券的妙味があれば購入ぐらいの厳しい絞り方で参加したいです。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m | 2400m |
---|---|---|---|---|---|
2500m | 3400m | ||||
ダート | 1300m | 1400m | 1600m | 2100m | 2400m |
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