競走名の「ヴィクトリア」にはローマ神話の「勝利の女神」から来ており、4歳以上牝馬の春のG1目標競走となっている。始まったのは2006年からで歴史は浅い。前週にNHKマイルカップ、そして安田記念も東京競馬場の連続G1開催の中にあり春の東京競馬場では3つのマイルのG1が開催されることになる。

その中でも、特徴は牝馬限定ということで基本的にはレベルが落ちる印象があるということ、牡馬にも勝てるような名牝なら、レベルが違うところを見せれるという2つの視点がある。

victriamile_course

春の時期に牝馬の活躍ができて盛り上がるレースがあるというのは好ましい。連覇達成なども見られるのでコース適性や実力の差はハッキリと表れやすそう。

ヴィクトリアマイルの基礎データ

グレードGⅠ
賞金

105,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系4歳以上 (国際) 牝 (指定) 定量
コース条件1600m 芝・左

ヴィクトリアマイルのコースの特徴

【東京競馬場】芝1600mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

スタートから最初のコーナー(3コーナー)までは542.7mと十分な長さがあります。コースとしては枠順有利不利はほぼ差がないですが、若干、内の馬みてレース展開できる外枠有利、スタートダッシュが可能な偶数枠有利、また大外枠が他のコースと違って好結果です。

恐らくスタートしてから温存しながら4コーナーまで付いていくわけですが、馬群に揉まれると、スタミナ消耗や、最後の直線で馬群を捌く不利が多少あるかもしれません。

前週に行われるNHKマイルカップと同じ見方ができますが、前週のほうが3歳馬同士の戦いなので、まだ未熟感があり、こちらはエリザベス女王杯などと同じで牝馬ながら古馬同士の戦いとなり、ある程度馬の実力差ははっきりしてくる傾向でしょう。

恐らく、東京競馬場のコース適性なども確認できると思いますのでそこは注目しておきたいです。過去の優勝馬を見ても連覇などが目立ちます。つまり東京のマイル巧者が、G1馬として君臨出来るサービスレースみたいな感じです。

ヴィクトリアマイルへのローテーション

ローテーションとしては東京競馬場ではない4つの競馬場で、しかもマイル距離は阪神牝馬ステークスのみ、福島、中山は芝1,800m、京都牝馬ステークスは芝1,400mです。

はっきり言って、前哨戦の成績はあまりあてにならないかもしれません。

東京競馬場のマイルは最後の直線で長い脚を使えることが条件として挙げられますが、上で挙げられるレースは全て少し性質が異なります。あまり牝馬限定のステップレースだけに目を向けずに、過去の好走例のあるコースや、牡馬と戦ったG1や重賞レースも確認したいところです。

牝馬は引退が早いですが7歳ぐらいまでこのレースに出たりしますので、そうした場合は昨年度のこのレースの結果などまでみたいですね。

ヴィクトリアマイルの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新)

ヴィクトリアマイルの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

概ねコースの特徴が出る競馬となりますが、G1競走の方がより道中の展開も速く、最後の速度も速い印象です。若干、瞬発力よりもタフな消耗戦競馬になる状況です。

世代を代表するような女傑や連覇を果たす馬がいるようにタフな消耗戦でしっかり脚を使える馬を選びたいですね。また勝ち時計によってレースの質が変わりますので、レース当日の馬場の状況やペースを掴む馬の出足などはチェックしておきたいです。

ヴィクトリアマイルのクワドラント適性

クワドラント適性:OTタイプ
実力がしっかり出やすい東京マイルコース。強い馬中心にレースが展開される。小手先の逃げでは強い馬に捕まる。もし穴を狙うなら強い馬について言って崩れた中途半端な人気馬を差し切るといったダークホースを。

ヴィクトリアマイルの馬券考察、予想対策

G1競走としては牝馬限定戦ということで、ややランクが落ちるなという印象を抱く人も多いでしょう。2006年新設ということで、牝馬にとっては活躍の馬が増えてラッキーになりました。

その為、他のG1レースでも良い戦いをするような牝馬がもし出走すれば圧倒できる実力があります。ステップレースなどをなんとか勝ち上がってきた(もしくは好走してきた)ような馬と比べるとレベルが違う可能性が高いです。

またコース適性も強く見たい部分で、そうするとステップレースの結果はあまり参考にならないかもしれません。東京の芝1600mはタフなマイル戦で、最後の直線での長くいい脚を使えるということも好走の条件になります。やや最後の直線が短いところを逃げ切った馬やローカル競馬場でレベルが低いところで好走したぐらいでは太刀打ちできない可能性があります。

このG1レースはまだ11回と歴史は浅いですが2番人気までが半分勝って、後は12番人気が来たりしていることもあるので基本的には荒れる傾向もあります。出走メンバーがいまいちな場合は思い切った馬券戦略も必要です。絶対的なコース適性や格の違い(世代を代表する牝馬など)を基本に攻めていきたいですね。