秋競馬のG1スタートはスプリンターズステークスから。なお、スプリント系のG1競走は春は高松宮記念があり、改修された中京競馬場は直線距離が長いが、中山競馬場は最後の直線距離が短くしかし急坂と言ったスプリントレースでもやや異質な展開になる。

sprintersstakes_course

中山競馬場の外回りコース1200m、スタートから一気に下り、息つくことなく最後の直線の叩き合いとなり「電撃の6ハロン」と言われる。1分ちょっとのレースなのであっという間に終わる感覚。

4コーナーで後方にいたらほぼ無理なので、スタートダッシュも重要。内枠は揉まれやすいので、展開が向く向かないも鍵を握っており、結構レースが荒れる傾向にある。

スプリンターズステークスの基礎データ

グレードGⅠ
賞金

110,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系3歳以上 (国際)(指定) 定量
コース条件1200m 芝・右外

スプリンターズステークスのコースの特徴

中山競馬場・芝1200mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

スタートから最初のコーナーまでは275.1mと短いが、形状を見ても分かるように3コーナーから4コーナーにかけて常に緩やかに曲がる形状、4コーナーのカーブがきついので、そこだけ一瞬ペースが緩むが置いてかれると勝てないレースのため、最後の坂まで根性比べのタフなレースになる。

「前半の早い展開についていく脚とスタートの良さ」「坂があっても一伸び出来る体力」「4コーナーで前目で前が空く運」の3つの要素が絡み合った馬が、勝利になるため予想通りに行かないことも多くG1レースの中では荒れやすい。

ゴール前まで前が残りそうだが、結局最後はコンマ何秒の差で外の馬が差し切るレースが多く感じる、このあたりはジョッキーがしっかり仕事をしているイメージ。

スプリンターズステークスへのローテーション

ステップレースといえるのは秋の阪神競馬のセントウルステークスぐらいで、後は夏競馬の重賞勝ち上がりの馬となりレース自体が異質なので注意。そこに休み明けで直行する馬も加わりスプリンターズステークスが荒れるのも頷ける。

スプリンターズステークス自体は外国馬の出走も含め、いつも登録は多頭数になっていてフルゲート16頭で争われることが殆ど、貴重な短距離G1でクラシック戦線は無理くりG1馬の称号を取ろうと各陣営がしのぎを削る。

短距離走は展開の紛れが結構多いので、ステップレースなどはある一定以上の実力があるのかを走りで確認する程度で良いと感じる。

スプリンターズステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)

スプリンターズステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

※2014年は新潟開催で傾向が異なる為、除外

通常の中山競馬場1200mと綺麗に同じラインを辿り、全て短いタイムで走りきっている。さすが極限のスプリント勝負となっている模様。

スプリント戦ながらかなり限界ギリギリで速いレースをしているので、全馬ペースが上がらない中、短距離差し馬が一気に坂を伸びてくる。ゴール前では横一線でいい勝負になることが多い。

スプリンターズステークスのクワドラント適性

クワドラント適性:Hタイプ
スプリント戦ながらタフさが重要なことで差し馬にも勝機あり。連覇もあるG1で前半も後半も速いレースが得意な馬が狙い目。どちらかというとトリッキーなコースでハンドリングも必要。うまく噛み合ったレースをして、力のある馬が最後の接戦に残る。スプリント戦なのに「H」評価としているところに留意したい。

スプリンターズステークスの馬券考察、予想対策

秋のG1レースのスタートから荒れることが多い競走、G1レースだけ参戦という人などは当てたいという気持ちから、ついつい人気馬に走りがちだが、このレースに関しては外れても仕方ないぐらいの気持ちで穴一発を狙っても良い。それぐらい、走ってみないと分からない紛れの多いレース。

スタートが出遅れただけでレースにならないことも理解しておきたい。

攻め方としては、まずは夏競馬上がりの馬は、「夏競馬で弱い相手に勝った」「後方から一気差しのような前についていけないけど勝てた」といった馬は切っていきたい。基本的に前半の脚についていけない馬は厳しい。外枠を引いて一旦下げるような騎乗では4コーナーで外回って画面から切れてしまう。

枠順の有利不利に関しては、外枠は距離損があるのだが、内枠は揉まれたり馬場の悪いところを通る不利(スプリンターズステークスは中山最終週)もある。外枠の馬は展開次第で内に入れるので、一番厳しいのは内枠の馬でスタートダッシュのない馬が、4コーナーで前が開かず脚を使えないことだろうか?

レース自体は、歴戦の古馬達の集まりなので、若駒のクラシックのように早い出来で重賞勝てたから出ている馬ではないため、ある程度実力馬同士の戦いと考え、オッズや人気をあまり意識せずに穴馬を攻めて行っていいレースと考える。

私だったら前哨戦や過去1年ぐらいのレース結果ではなく、レースで大負けしていないとか、少しでもいい勝負していたら馬券対象、スプリントでも終いの脚が使えている方が勝利には届きやすい印象