東京競馬場・芝1800mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。東京競馬場では芝1800mからようやくコースのあやみたいなものが出てきそうな形状をしていますね。
東京芝1800mのスタート地点は1コーナーと2コーナーの間にあるポケットからです。スタートしてすぐに緩やかなカーブがあります。そのコーナーまでは156.6mとかなり短く外枠の馬が走りにくいのは有名です(芝2000mの方がコーナーがきつくもっと厳しくなります)。
ではこのスタート後の形状からどういった傾向が出ているかと言えば、内枠の馬はやはり有利、そして次に外枠が好結果で、中枠が厳しい結果になっています。特に2番や4番枠はスイートスポットですね。中枠が厳し理由ですが、内枠はコース形状で有利で、外枠の馬の動向が影響してそうです。外枠の馬はスタートで少し無理をして前を行きたいですから、そこで被されてしまう中枠がレースがしにくいというのがあります。
東京競馬場の本番は最後の長い直線ですから、どれだけスタートから終盤まで余計な脚を使わないかも重要です。もちろん、ちょっとした不利を跳ね返すぐらい強い馬ならどんな競馬でも勝ちやすいのが東京競馬場です。
東京競馬場 1800m 芝・左の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 156.60m |
---|---|
ゴール前直線距離 | 525.90m |
ゴール前直線坂 | 2段坂 |
直線部分合計 | 約1226m |
コーナー部分合計 | 約574m |
コーナーの数 | 3個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 大回り |
コーナーのR | 187 |
高低差 | 2.7m |
芝の種類 | オーバーシード |
フルゲート | 18頭 |
幅員 | 31.0m |
このコースを利用する重賞レース
東京競馬場・芝1800mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2018年5月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
東京芝1800mの高低図
東京芝1800mのラップタイムグラフ
東京芝1800mの速度変化グラフ
判定「瞬発戦」:上がり3Fからの瞬発力勝負、最後1Fは粘り合い
基本的には東京芝1600mと同じようなラップを刻みます。道中のペースが緩むところが1F伸びるイメージです。最後の直線に入ってからのペースチェンジが大きく、しっかりとした末脚披露が必要になります。
東京競馬場 1800m 芝・左のクワドラント適性
東京競馬場・芝1800mコースの特徴とレース傾向と攻略法
芝1800mは芝1400mのように中途半端といえば中途半端なコースです。こういったコース(スピードもスタミナも要するコース)はディープインパクト産駒が得意としていて、血統面だけでも買えてしまうコースです。ただ、そこはオッズに反映されていますので、それだけ買っても回収率向上には繋がりません。
展開に関してもジョッキーの手腕もありますし、一先ず内枠が先行しやすいメリットはありますが、この競馬場は最後の直線で逆転できるので、先行しながら二枚腰で伸びる馬なのか確認しないといけません。
とりあえず条件戦ではしっかりとした末脚が使える馬で絞って、後は伸びてくれるのを祈るような感じかもしれません。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m | 2400m |
---|---|---|---|---|---|
2500m | 3400m | ||||
ダート | 1300m | 1400m | 1600m | 2100m | 2400m |