東京競馬場・芝1400mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。東京競馬場の芝コースは1400m以上の設定と距離が長いのが特徴です。
東京芝1400mのスタート地点は向こう正面の中盤あたり、そこから3コーナー(最初のコーナー)までの長さは342.7mと先行争いには十分な長さです。
面白いデータとしては東京競馬場では同じ距離のダート1400mがありますが、ダートコースでは外枠有利ですが、芝コースでは内枠の方も普通に好走します。理由としては東京競馬場の芝コースでは最後の直線で横いっぱいに広がります。その為、内枠の馬にも馬群の間を割って追いやすいというのがあると思います。
結局は最後の直線が長いので、4コーナーまではあまり追わなくてもついていく脚と、そして最後にしっかり反応して伸びることが出来る馬がしっかり差し切るか逃げ切る競馬になります。
東京競馬場 1400m 芝・左の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 342.70m |
---|---|
ゴール前直線距離 | 525.90m |
ゴール前直線坂 | 2段坂 |
直線部分合計 | 約869m |
コーナー部分合計 | 約531m |
コーナーの数 | 2個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 大回り |
コーナーのR | 187 |
高低差 | 2.7m |
芝の種類 | オーバーシード |
フルゲート | 18頭 |
幅員 | 31.0m |
このコースを利用する重賞レース
東京競馬場・芝1400mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2018年5月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
東京芝1400mの高低図
東京芝1400mのラップタイムグラフ
東京芝1400mの速度変化グラフ
判定「標準戦」:あまり息付く場所がない短距離戦
他のコースの短距離戦よりはペース変化があるが、それでも基本的には速度を保って最後まで走り切ることが重要。
東京競馬場 1400m 芝・左のクワドラント適性
東京競馬場・芝1400mコースの特徴とレース傾向と攻略法
芝1400mは芝1200より短いスプリントでもなく芝1600mのマイルでもない中途半端な距離で、よく芝1600mを走ってきた距離短縮馬が強いと言われますが、東京競馬場の芝1400mではそれが当てはまりません。やはりタフなコースなので、芝1400mでも一筋縄でいかず実力発揮されるコースなのでしょう。
血統面で見るとディープインパクト産駒が強いのは既に知られていますが、似たような強い血統やクロフネといったダート適性もありそうなタフな馬が強いです。逆にサクラバクシンオーのようなスプリントタイプはこの距離では苦しそうですね。反対の見方で、この距離で短距離タイプが凡走しても、他のコースでスピード勝負で勝つこともあるということです。
つまりスピードだけでは勝ちきれないコースと考えられます。
馬券的には展開の紛れでなかなか勝てていない馬などにチャンスが回ってきたと見て期待を寄せるのが面白そうです。着順などよりも戦ってきたクラスや格を重視したいです。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m | 2400m |
---|---|---|---|---|---|
2500m | 3400m | ||||
ダート | 1300m | 1400m | 1600m | 2100m | 2400m |