tky_s3400東京競馬場・芝3400mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。東京競馬場芝3400mはダイヤモンドステークスという天皇賞春のステップレースのハンデ戦しかありません。向こう正面をスタートにして正面スタンドに2回来るコースですが、天皇賞春とは少しコース形状が違うので、ここで勝ってもあまり天皇賞春で活躍することはありませんね。

東京芝3400mのスタート地点は向こう正面で、そこから最初のコーナーまで259.8mと短く前を取れる内が有利といいたいところですが、少ないデータ数からは外のほうが好成績です。コーナーを何度も回りますが、最後の4コーナー付近までは各馬ゆったりと自分のペースで進みますので、あまりコース取りは気にならないかもしれませんん。

またダイヤモンドステークスは開催の進んだ7日目になりますので、やや内側の芝の痛みも目立ちます。一周目に外側を走る馬もいるぐらいです。そういった意味で内枠で揉まれて、馬場の悪いところをずっと走るぐらいなら、外側でゆったりと走るほうが最後の直線に力を発揮できるのかもしれません。

東京競馬場 3400m 芝・左の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離259.80m
ゴール前直線距離525.90m
ゴール前直線坂2段坂
直線部分合計約1890m
コーナー部分合計約1510m
コーナーの数6個
コーナータイプ(3~4コーナー)大回り
コーナーのR187
高低差2.7m
芝の種類オーバーシード
フルゲート18頭
幅員31.0m

このコースを利用する重賞レース

  • ダイヤモンドステークス (GⅢ)  サラ系4歳以上 ハンデ 賞金41,000,000円
  • 東京競馬場・芝3400mコースのラップタイム・データ分析

    コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。tokyo3400t_rap

    ※データは2018年5月に過去10年間から取得したもの。

    ※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

    東京芝3400mの高低図

    tok_t3400

    東京芝3400mのラップタイムグラフ

    tokyo3400t_time

    東京芝3400mの速度変化グラフ

    tokyo3400t_v

    判定「瞬発戦」:スローペースからの瞬発戦

    道中は淡々と進み12秒台後半~13秒台ペースになります。しかしながら最後の直線に入る4コーナーから一気にペースアップ、最後まで叩き合うという瞬発力タイプのレースです。

    東京競馬場 3400m 芝・左のクワドラント適性

    クワドラント適性:OTタイプ
    激しくタフで最後に伸びることも求められるステイヤー専門コース。長距離戦の中では道中のペースは落ち着くので、長距離を走ってからのラストスパートが出来る馬が良い。

    東京競馬場・芝3400mコースの特徴とレース傾向と攻略法

    やや荒れた馬場でのスタミナ勝負。さらにハンデ戦というダイヤモンドステークスが行われるコースです。天皇賞春の出走権を賭けて出てくる馬が多いです。その為、実力馬が休み明けなどで入ってくると力の違いで好走しやすいです。

    レースとしては3コーナー~4コーナーにかけてペースが徐々に上がってくるタフなレースで、さらに最後の直線で伸び切る必要があります。

    血統面で長距離で信頼のおける実力馬がハンデ戦ながら順当勝ち、実力の差がないなら上がりの脚が使える馬の突っ込みに期待したいところです。基本、東京競馬場は上がりの瞬発力がいい馬というのは距離が違っても同じです。

    [その他の距離・トラック別特徴]

    1400m 1600m 1800m 2000m 2400m
    2500m 3400m
    ダート 1300m 1400m 1600m 2100m 2400m