東京競馬場・芝2500mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。東京競馬場芝2500mは2400mより100mスタート地点が後ろに伸びることになりますが、そのことで直線の坂を2度登ることになります。
東京芝2500mのスタート地点は正面の400のハロン棒がある付近です。そこから1コーナーまで449.5mと先行争いには十分な距離です。また最初の直線で体力は消耗したくないので、過度な先行争いは避けるでしょう。芝2500mはレースの試行回数が少なく、その少ないデータで何か傾向を見つけるのは難しいと思います。
芝2400mの情報を参考に似通った傾向というのだけ、頭に入れておく程度で良さそうです。
東京競馬場 2500m 芝・左の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 449.50m |
---|---|
ゴール前直線距離 | 525.90m |
ゴール前直線坂 | 2段坂 |
直線部分合計 | 約1521m |
コーナー部分合計 | 約979m |
コーナーの数 | 4個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 大回り |
コーナーのR | 187 |
高低差 | 2.7m |
芝の種類 | オーバーシード |
フルゲート | 18頭 |
幅員 | 31.0m |
このコースを利用する重賞レース
東京競馬場・芝2500mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2018年5月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
東京芝2500mの高低図
東京芝2500mのラップタイムグラフ
東京芝2500mの速度変化グラフ
判定「瞬発戦」:上がり3F(最後の直線)からのギアチェンジ
道中のペースも徐々にペースアップしながら、さらに上がり3Fで大きなペースアップがあります。長距離戦ながらしっかり最後の脚も必要となるタフなコースと言えるでしょう。G1レースこそありませんが、重賞レースもG2戦となっています。
東京競馬場 2500m 芝・左のクワドラント適性
東京競馬場・芝2500mコースの特徴とレース傾向と攻略法
芝2500mの重賞レースはダービーの後にある目黒記念と、秋のG1ステップレースとして使われるアルゼンチン共和国杯でしょう。これらはどちらもハンデ戦のG2です。
2つのレースはともにハンデ戦ながら性格が異なっており、目黒記念は強い馬(重賞を勝っているような馬)は基本は宝塚記念を目指しますので、重賞を勝てないオープン特別がやっとの馬が重賞の勝利を取りたいと出走します。その為、非常に荒れるレースで有名で下手に人気馬に期待しない方がいいです。
一方、秋のアルゼンチン共和国杯は秋のステップレースとして使われることも多く馬柱を見ればそこそこの馬が出走しています。重賞ウィナーやG1出走経験馬です。そういった馬がいればハンデ戦でも能力が一枚上手なので馬券的妙味(ハンデ戦なのでオッズが割れていれば)があれば買ってみるのも良いかもしれません。
全体的な傾向としてはレース自体が少ないので、芝2400mと同じような形でスタミナと瞬発力が活きる馬を選びたいですが、適性があって強い馬は芝2500mなんて中途半端なレースに出ずに芝2400mに出ています。番組上、ここを選ぶ馬が多いので非常に馬券的には難解なコースになるでしょう。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m | 2400m |
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2500m | 3400m | ||||
ダート | 1300m | 1400m | 1600m | 2100m | 2400m |