1967年に創設された小倉の名物ハンデキャップ競走。2000年以降は現在の2月に定着している。ハンデキャップ競走でローカル重賞と荒れる匂いがプンプンすることから馬券師達の腕の見せ所と言えよう。

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小倉競馬場芝1800mで争われる。小回り・平坦・1周コース。小回りコースは夏の北海道開催を除けば、福島と小倉ぐらいになっているのでローカル巧者が激走する可能性あり。

小倉大賞典の基礎データ

グレードGⅢ
賞金

41,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系4歳以上 (国際) ハンデ
コース条件1800m 芝・右

小倉大賞典のコースの特徴

小倉競馬場・芝1800mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

コース形状からは多頭数になればなるほど、外枠が先手を取れず不利になる。しかしながら、そんなことは競馬新聞なり、予想家達には知れ渡っているので、オッズに反映されていると考えたい。ちなみに競馬新聞の印は枠順確定前に付いているので、反映されていない。

脚質的には4コーナーまでに内を回れるレベルの先行力が必要、基本的には逃げが有利。それも分かっているので重賞レベルではややハイペースになることは意識したい。いくら逃げが有利と言ってもオーバーペースになると馬が最後まで走れない。

非常にコースの利があるのは前提条件に、出走各馬の条件を考えて、思い切った穴馬選定も必要とする。

小倉大賞典の過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新版)

小倉大賞典の過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

重賞クラスということで勝ちに来ている馬が多く、道中の先行争いは激しい。ただ、前を取らないと勝てないので、ハイペースでも前に行く勇気は必要になる。

出来る限り温存させつつも、前目を取るという工夫のいる騎乗が必要となるが、そういった状況に強いローカル巧者というのは必ずいるので注目したい。

他の重賞とは全く違ったペースになるのは間違いないので、出走馬の過去のレース結果が当てにしにくいとは考えておこう。

小倉大賞典のクワドラント適性

クワドラント適性:OHタイプ
普段であれば小倉の芝1800m走はスピードとコーナリングで先行逃げ切りが常套手段だが、小倉大賞典は様相が異なる。ハンデ重賞で取りに来ている多方面からの馬が出走。多頭数になることも多い。いつもの先行激化が上位レベルで起きることで厳しい道中になりタフな戦いに。冬の小倉開催最終戦で馬場が荒れ馬場という問題もある。タフさと操縦性(展開利)をなんとか得たいところ。

小倉大賞典の馬券考察、予想対策

毎度波乱含みのレースなので的中させると配当も美味しく、気分がいいレース。是非、狙っていきたいところ。まずは普段の馬券購入のアプローチは消したいところで、人気だから来るとか、過去のレースの能力比較で狙い馬を検討するのはやめたい。

過去の結果が物語っていて、人気薄の馬を選んだほうが回収率が高くなる。

向正面あたりからそれなりのペースで走り続けるので、スタミナのない馬は4コーナーあたりでバテてしまう。瞬発力ではなく、継続的なそこそこの脚を使える馬がいい。平坦巧者が強いかというと意外とリンクしていない。

牝馬は体力不足なのか出走してきても勝てない。あっと言わせるのは内で我慢して絶妙な騎乗をした場合。同じように体力がない馬でも内で我慢する騎乗が出来れば可能性はあるレース。

この時期の重賞は他のレースでは4歳馬の活躍が目立つがここではそのような傾向はないので注意。恐らく、相当体力が必要になるレース。そうであれば数をこなしている馬のほうがレース慣れしていて強いということなのかも知れない。

同日にはフェブラリーステークス(G1)が行われていたり、3場開催なので有力騎手がいない点でも荒れるレースになる要素の一つで、的中は難しいが人気の安心感はあまり取らずに体力豊富と思う馬や内枠でスムーズな競馬ができそうな馬をピックアップしたい。

また逆の視点からするとこの小倉大賞典で勝利した馬がG1などさらに大きな舞台に出た場合は穴人気したりするが一歩足りずに馬券内に入れないことが多いので覚えておきたい。こういったローカル場重賞とG1戦線の行き来で馬券戦略を変えることが求められる。