2008年に新設されたダート重賞、設立から秋のダート1,200m戦と秋季競馬の短距離ダート路線の目指す重賞となっている。なお、この変更によりガーネットステークス(1月開催)が廃止された。
カペラ(Capella)はラテン語で「牝の仔ヤギ」。JRAの重賞は星座から取っているものが多いが、カペラもぎょしゃ座のα星で「冬のダイヤモンド」を構成する一つ。
中京競馬場ダート1,200mで争われる。スタート地点は芝を横切る。下って上るといった意外と厄介なコース。
カペラステークスの基礎データ
グレード | GⅢ |
---|---|
賞金 | 36,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系3歳以上 (国際)(指定) 別定 |
コース条件 | 1200m ダート・右 |
カペラステークスのコースの特徴
中山競馬場・ダート1200mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
このコースのポイントは多く、「スタート地点が芝」「前半の直線が長く下りでハイペースになりやすい」「ゴール前の直線は短いが坂がある」とい3つ。この構成から極端な前傾ラップとなり、さらに重賞戦では激しさが増すので、短距離戦でも逃げ切れないコースとなっている。
とはいっても基本ダートの短距離戦は前に行きたいところ、あまり押さなくてもスムーズに中団に位置取りできるポジショニングが重要。気分良く行ける外枠がやはりいいか?内枠は出遅れると多頭数では厳しい、ただ、1番枠の馬が押して逃げ切るパターンも何回かあり出走メンバーによって状況が変わりそう。
コース特徴からすると、同じ出走メンバーで2回レースをやったら結果が変わるような難解な部分がある。
カペラステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)
カペラステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
ラップグラフを見ても一目瞭然な極端な消耗戦コース。前半ハイペースになる。短距離戦ながらスタートからきついレースが続くし、最後に坂があるので息が持たなくなることが多い。通常ダートの短距離戦は前有利だが、この重賞はさらにハイラップで坂でピタッと止まると終了となり、上がりまで走り切れる方が狙い目。
カペラステークスのクワドラント適性
カペラステークスの馬券考察、予想対策
荒れやすいダート短距離戦。恐らく毎回出走メンバーを見ても過去の着順では不安定な馬が並ぶためオッズも割れる傾向にある。事実、カペラステークスも2回やれば結果が変わりそうなレースばかり。
同日に阪神で2歳G1競走があるため騎手も関東主戦のG1にお手馬がなかった騎手となり、人気馬でポカする可能性もあってさらに当てにならない。それでも中山で勝鞍の多い騎手なら、このコースの特性を知っている印象で、あえて穴党好きの騎手を狙うのも手。
特に前走までの着順はあまり気にしなくていいのでオッズの歪みが出やすく、美味しい狙い馬は出やすいので、オッズ的に美味しそうと思ったら思い切って狙っていきたい。人気馬が来て外れたら、それはそれで切り替える気持ちで攻めるのが良さそう。
美味しい馬を、幅広く買って高額配当馬券をゲットしよう。
細かい傾向データを最後に乗せておくと、「高齢馬でも可能性あり(4~6歳がいい)」「距離短縮馬も良く(スタミナ・馬力が欲しい)」あたりでしょうか?特に距離短縮馬が内枠から好ダッシュして逃げるとバテないという面白い結果が見られるかもしれません。
「脚質」でまとめ買いはあまり意味がなさそうで「逃げ」「差し」の組み合わせなども充分あるので展開から脚質まとめ買いはあまり推奨しません。