創設は1994年、当時頃からダート重賞戦線の整備がなされていてダートの重賞レースとして平安ステークスは馴染みがある。もともとダート1800mで行われていたが2013年より距離が1900mに変更になっている。開催時期も合わせて5月開催となった(それまでは1月開催)。
「平安」は京都の昔の平安京、平安時代などで馴染みがあるので、このレースは京都競馬場での開催でないとおかしい感じがするので、今後も京都のダート重賞レースとして馴染んでいきそう。
京都競馬場ダート1900mで争われる。ダート路線のオープン馬たちが日替わりの活躍を見せる印象。
※2021年は中京競馬場での開催。
平安ステークスの基礎データ
グレード | GⅢ |
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賞金 | 36,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系4歳以上 (国際)(指定) 別定 |
コース条件 | 1900m ダート・右 |
平安ステークスのコースの特徴
京都競馬場・ダート1900mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
京都競馬場のダート1周コースの基本はダート1800m。そこからスタートラインを100m後方に取っている。ダート1800mよりスタート時の先行争いに余裕ができるが、やはり1コーナーのポジショニングは重要。
京都競馬場は最後の直線が平坦であることから、ダートコースでも前の馬が残りやすい。4コーナーでは中段より前、また外に膨れているようでは間に合わない。追い込みの馬は、騎手の上手なコーナーリングがなければ厳しいと考えておきたい。
安定した先行力を見せている馬を軸に沿えて、後はダートの能力は重賞で走れるレベルの馬でないと激しいレース展開に追いつかない模様。
中京競馬場・ダート1900mコースの特徴とレース傾向、データ分析
※2021は中京競馬場での開催。
平安ステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新版)
平安ステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
※2013年からダート1800m→ダート1900mに変更
1コーナーまでのポジション争いは熾烈。ダート1800mと傾向はそれほど変わらない。向正面ではポジショニングに失敗した馬のマクリがたまに見られるが、重賞レベルになるとマクるような競馬がそれほどハマらないので注意。
出来れば内枠で4コーナーまでは砂かぶりを我慢してでも、ペースに乗って追走して最後の短い直線を最高のコーナーリングで回ってきて脚を使いたい。
※2021年は中京競馬場での開催。最後の長い直線、2度の坂超えなど京都競馬場での開催より明らかにタフになる。タフなダート血統が付け入る隙ありそう。
平安ステークスのクワドラント適性
平安ステークスの馬券考察、予想対策
波乱傾向が多いダート中距離戦。というのもダート戦線は意外にポカのある馬が多かったり、いきなり激走したりと芝レースよりもムラが出る。また、4コーナーでちょっとでも包まれて追い出しが遅れてしまえば、馬券圏内から沈む人気馬も多い。
そういったレースのアヤが結果に占める可能性が高いと考えて馬券検討したい。
オススメの狙い馬は、常に先行できるテンの脚を持っている馬。前走などでバテて凡走しても、スムーズに走れれば激走したり、結局前残りになることもある。過去のレースでは着順よりも1コーナーの通過順位を意識したい。
ダートの重賞戦線は日替わりになる可能性が高いと見て馬券に取り組めば、外れても美味しい馬券を買ったと納得がいく。当てようとして低オッズの安心馬券を買わないように心がけたい。
枠順ではやはり内枠が有利、後入れの偶数枠がいいが、枠よりもスタート後の行き脚の方が重要なのであまりゲートにこだわらず、過去のレースでとりあえずスタートを切ってから行き脚が良いかは確認したい。また普段スタートが良くても競馬にスタート失敗は付き物。スタートのミスでチグハグな競馬になって実力を全く発揮できないことが多いのもダート1周戦の特徴というのを知っておくと馬券購入時の気持ちに余裕ができる。
あまり連覇なども見られないので、ダートの1周戦線はコース適性を意識しすぎるのも考えもので、どちらかというとスターホースの入れ替わりを常に狙った馬券がオススメ。
※2021年は京都→中京競馬場へ変更。コース形態が明らかに違うので例年とは変わった傾向になりそう。京都競馬場では軽い馬場や平坦コースで、案外コーナリングの利や芝馬がスピードで勝つ場合もあったが、そこは変わりそうで、パワータイプの血統馬がタフなレースでは勝つような傾向の違いが出そう。ちょっと例年とは見方を変えて予想したい。