東京競馬場・ダート1300mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。東京競馬場はダート1200mもありますが現在施行レースがなく実質東京競馬場の最短ダートコースは1300mですね。
東京ダート1300mのスタート地点は向正面になります。3コーナーまでは341.9mと普通でしょうか?コーナーも大きな半円、そして最後の長い直線です。オーソドックスで時計の出やすいコースと言えるでしょう。
まず枠順の有利不利ですが、これといってはっきりとした特徴が出ていません。ダートの短距離走でコーナーがある場合は距離損のない内枠有利に見えるのですが、そうでもないというのは東京競馬場独自の何かがあるということです。
一つ言えるのは東京競馬場のコースは紛れの少ない実力差の出やすいコースと言えるでしょう。直線距離が長いので、追い出すのは4コーナーを回ってからになります。スピードで圧倒して先行、4コーナー前目でそのままスピードに乗って勝ち切るという競馬はしにくいです。
シンプルな下級クラスのコースでは、展開やコースのアヤよりも馬の能力の見極めと、最後のスパートが出来る脚があるかを見極める必要があります。
東京競馬場 1300m ダート・左の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 341.90m |
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ゴール前直線距離 | 501.60m |
ゴール前直線坂 | 2段坂 |
直線部分合計 | 約844m |
コーナー部分合計 | 約456m |
コーナーの数 | 2個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 大回り |
コーナーのR | 162 |
高低差 | 2.5m |
芝の種類 | ダート |
フルゲート | 16頭 |
幅員 | 25.0m |
このコースを利用する重賞レース
このコースを利用する重賞レースはありません。東京競馬場・ダート1300mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2018年5月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
東京ダート1300mの高低図
東京ダート1300mのラップタイムグラフ
東京ダート1300mの速度変化グラフ
判定「やや消耗戦」:直線を向いて少し伸びる部分もある
広い競馬場ということもあってか、ダート短距離戦でも最後の2Fでペースが上がる部分があります。最後は流石に垂れますが、それでも他のコースよりは強烈な消耗戦にはならない模様です。
逆に言うと、先手が取りやすいので前のほうがチャンスになるかも知れません。
東京競馬場 1300m ダート・左のクワドラント適性
東京競馬場・ダート1300mコースの特徴とレース傾向と攻略法
東京競馬場のダートコースでは短距離は1400mの施行が多く、ダート1300mは1400mの4分の1程度です。その中途半端なレースが開催されるのは、殆どが未勝利戦や500万下といった下級クラスです。馬柱を見ると実力差がはっきりしていて1勝も出来なさそうな馬が未勝利戦に出ています。
中央4場以外で好走しても、中央4場で末脚などを使っている馬に比べるとやはり弱いなりに差がつきますので、その差が結果に出やすいコースです。その為、人気馬での決着が非常に多いレースとなります。もし穴馬を狙うなら前走ではなく、少し前までレースを見ていて中央4場で好走しているレースがないかを見て判断すると狙い馬が出るかもしれません。
よくコースの特徴で全てにおいて同じ視点で(枠順・血統・脚質など)、とりあえずデータだけ出しているところもありますが、データだけ見ても分かりづらいコースもあります。東京ダート1300mなどはそういった分析より前走まででの勝負付けで来る可能性があるか?で馬券を組み立てるべきだと思います(オーソドックスなレースで下級戦はそのパターンが多いです)。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m | 2400m |
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2500m | 3400m | ||||
ダート | 1300m | 1400m | 1600m | 2100m | 2400m |