nkm_d2500中山競馬場・ダート2500mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。中山競馬場のダート2500mは現在年に1回12月に500万下クラスのレースがあるだけです。

その為、このコースだけのデータを見てもわかりかねるところはあります。スタート地点が中山ダート2400mから100m後ろに引っ張っただけなので、ほぼ同じ傾向という見方もできます。

ダート2500mのスタート地点は向正面の2コーナーよりからで、最初のコーナーまでの距離は309.6mと普通です。ゴール前の直線の長さは308mです。

中山ダート2400mと同じ傾向とすれば内枠が有利かと思いますが、スタートから最初のコーナーまでが伸びますので、外枠の馬もスムーズに先行が可能になります。この微妙な違いがどうなるかですね。

レース自体は1周半のうちに急坂2階に高低差も激しいですので、淡々と温存しながら進みます。2周目の向こう正面からピッチが上がり、後はバテないように追われまくると言ったレースですが、下級戦ですので基本的にどの馬もバテています。

最後の直線はバテなかった馬とバテた馬で完全にバラバラな結果になります。

正直言って年に1回しかしないのなら、このコースを止めて全部ダート2400mに統一したら良いのにと感じてしまいますね。

中山競馬場 2500m ダート・右の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離309.60m
ゴール前直線距離308.00m
ゴール前直線坂急坂
直線部分合計約1333m
コーナー部分合計約1167m
コーナーの数6個
コーナータイプ(3~4コーナー)普通
コーナーのR134
高低差4.4m
芝の種類ダート
フルゲート16頭
幅員20.0m

このコースを利用する重賞レース

このコースを利用する重賞レースはありません。

中山競馬場・ダート2500mコースのラップタイム・データ分析

コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

※データは2020年9月に過去10年間から取得したもの。

※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

中山ダート2500mの高低図(下記の100mスタートラインは後ろ)

nak_d2400_thumb[2]

中山ダート2500mのラップタイムグラフ

中山ダート2500mの速度変化グラフ

判定「標準戦」:スローペース、ペースチェンジは大きいが最後が勝負どころになっていない

ダート2400よりも最初が走りやすいからかペースが上がりやすいですね。その後、同じようなラップを刻みます。長距離でも瞬発力勝負にはなりにくい。残り5Fからペースが上がりますが、どちらかというとスタミナ勝負です。

参考)ダート中山2400mの速度変化

中山競馬場 2500m ダート・右のクワドラント適性

クワドラント適性:Oタイプ
ダート2400mとほぼ同じで、スピード能力のない馬が、長距離をジリジリと早めのペースで走り続けるかが焦点。コーナーリングは長距離なのであまり気にならず、自分のペースでダート長距離を走りきれるか?

中山競馬場・ダート2500mコースの特徴とレース傾向と攻略法

正直なところレース数が少なすぎて、傾向や攻略法という記載をするのも難解です。

恐らく出走各馬も弱い中でのどんぐりの背比べでしょう。個人的には調子の良さで選んでもいいと思うので、使い詰めでこのレース枠なら長距離血統だし走らせてみるかというな馬は買いたくないですね。

枠順の有利不利もダート2400mほどスタートから最初のコーナーが短くないので気にしなくて良さそうです。とりあえずクラス内で善戦したことがある馬なら、その時の調子でバテずに走りきれるかどうかで決まってしまいそうなコースです。

[その他の距離・トラック別特徴]

1200m 1600m 1800m 2000m 2200m
2500m 3600m
ダート 1200m 1800m 2400m 2500m

⇒中山競馬場の更に細かいコース紹介と特徴