hsn_d1400阪神競馬場・ダート1400mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。ダート1400mのスタート地点は2コーナーの奥のポケットからです。スタートしてから少しだけ芝を横切ってダートコースに入ります。

スタート地点から最初のコーナーまでは543.6mとダート1200mからスタート地点を後ろに伸ばしているため長いです。またコースは最後の直線まで緩やかに下っていますので、やや長い先行争いをしたまま最後の叩き合いになります。

その為、ゆったりとしたまま先行集団につけて、最後に足を余しておく形が理想形です。枠順の有利不利はそれほどはっきりしたものが出ていませんが、やや外枠有利(10~14番)が出ていますので、先程の先行争いを見ながら道中進めるか?というのが鍵になりそうです。

ただ、脚質で見ると逃げ馬が好結果で、次に先行馬です。道中激しい先行争いになっても、ある程度前目にレースをしないと阪神の最後の直線は短いので追いつかないイメージです。阪神は最後の直線に坂があるので足が止まりやすいですが、止まっても残ってしまうようなコース形状に感じます。

3コーナーから4コーナーあたりで、コーナーリングは距離ロス無いように走り、4コーナーでゆったりと前に出てくる馬がそのままゴール板を前で切って勝つというレースが殆どです。

阪神競馬場 1400m ダート・右の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離543.60m
ゴール前直線距離352.50m
ゴール前直線坂急坂
直線部分合計約896m
コーナー部分合計約504m
コーナーの数2個
コーナータイプ(3~4コーナー)大回り
コーナーのR112
高低差1.5m
芝の種類ダート
フルゲート16頭
幅員22.0m

このコースを利用する重賞レース

このコースを利用する重賞レースはありません。

阪神競馬場・ダート1400mコースのラップタイム・データ分析

コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

※データは2020年11月に過去10年間から取得したもの。

※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

阪神ダート1400mの高低図

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阪神ダート1400mのラップタイムグラフ

阪神ダート1400mの速度変化グラフ

判定「消耗戦」:スタートしてからペースが上がりやすい、最後の直線は坂もありバテバテ

ペースに関してはほぼダート1200mと同じ形状になります。200m距離の長い1400m戦のほうが、スタート時が芝コースだったり、最初の直線が長いため行き脚が付きやすいのが特徴です。距離の短いコースよりもよいハイペースのスタートというのは不思議な感じかもしれません。

それを考えると自然とバテやすいコースなのですが、とはいえ最後の直線は短めですのである程度前目での競馬はしたいところです。このコースで上がり3Fの良いダート馬は、最後の直線で突っ込んでは来るものの3着止まりだったり、最後捉えきれない競馬が多いです。

阪神競馬場 1400m ダート・右のクワドラント適性

クワドラント適性:SHタイプ
ダート1200mと同じく先行押し切り型がよく決まるコース。スタートラインが芝なので行き足が付きやすく3コーナーまでに主導権を握りたい。バテてもいいのでやっぱり前を取るべきSHコース。

阪神競馬場・ダート1400mコースの特徴とレース傾向と攻略法

レースによって激しい先行争いになったりならなかったりします。まずは出走馬のメンバー状況をみたいところです。あまり激しい先行争いにならなければ、内枠の馬が有利に前に出れますし、反対に前半が忙しい競馬になれば、外目からゆったりと先行争いの後ろにつけると4コーナー辺りから出番になります。

弱い馬のどんぐりの背比べレースでは、正直展開も読みにくく、あまり信用ならない人気馬が多いですが、上級戦になると力の差がややはっきりしているので、前目にレースを進める馬が力で押し切ります。

レースの馬の構成によって「前残りか、前が止まるか?」を最初に見極めて、前残りの場合は先行馬の固め買い、前が止まると思うときは有力差し馬軸で馬券を考えると良いでしょう。このコースは当方の得意コースと自負しています。2通りのパターンでどっちになるか決めてしまうと予想に一貫性が出ます。

[その他の距離・トラック別特徴]

1200m 1400m 1600m 1800m 2000m
2200m 2400m 3000m
ダート 1200m 1400m 1800m 2000m

⇒阪神競馬場の更に細かいコース紹介と特徴