創設は1996年。当初から京都競馬場の芝1200mのスプリント戦として定着している。2000年にスプリントのG1競走「高松宮記念」が3月になったことから、前哨戦の位置づけのこのレースもこの時期に変更になった。
2002年からはハンデキャップ競走となる。京都の1200m戦は、後半部分が下りで坂もないため。スタートから勝負のスプリント勝負になる。
京都競馬場芝1200m(内回り)で争われる。3コーナー部が坂の頂上で、内回りは高低差も少し小さい。直線も平坦で前半から飛ばしてもバテない。
※2021年は京都競馬場改装のため、中京競馬場にて開催。
シルクロードステークスの基礎データ
グレード | GⅢ |
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賞金 | 39,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系4歳以上 (国際)[指定] ハンデ |
コース条件 | 1200m 芝・右 |
シルクロードステークスのコースの特徴
京都競馬場・芝1200mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
このコースは形状から見ても前に行った馬がバテにくいコース。スタートしてから3コーナーまでに上りのある形状なので、前を取るには内枠が有利となる。行き脚のない馬が外枠に入ったら、まず先手が取れずコーナーで距離損必至。枠順の有利不利はかなりあると見ていい。
反対に言えば先手さえ取ってしまえば、意外にも簡単に好走できる重賞戦。穴馬は先手が取れる馬で内枠に入った馬を推奨したい。なお、内回りということで後方待機から距離損なくコーナーを回ってイン強襲というのはかなりの運が無いと難しいので注意。毎回、前が開かなくて追えなく凡走のシーンもみている。4コーナーで外を回っても、その時点で終了の馬も多い。
ゲート難が少しでもあるような馬は推奨できないし、どの馬でも出遅れの可能性はある。出遅れたら天を仰ごう。
中京競馬場・芝1200mコースの特徴とレース傾向、データ分析
※2021年は中京競馬場で開催。直線部分が長く、またスタート後の直線も短くなる。京都競馬場よりもタフな状況になりそう。また馬場状態に関しても京都開催がないために維持が難しく、極端に荒れてタフな状況が見受けられる。
シルクロードステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新版)
シルクロードステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
殆ど平均と同じようなグラフ。これを見る限りだとこのコースではクラスが上がってもあまり能力が意識される状況ではないと感じる。これ以上速く走るのは無理なぐらい、走りやすいスプリント戦という印象。
結果的に立ち回りが勝敗を分ける状況となっている。能力がすべて発揮できない馬も多いため荒れるレースというのも頷ける。ギアチェンジは全く要らず、スタートから一本調子でスピード力のある馬が強い。面白いのは前半から後半までハイペース状態というところか?
※2021年は中京競馬場開催で、過去のラップはあてにならない。状況を見るとかなりタフな印象を受けるので、敢えて馬場状況重視で狙い馬を定めたい。
シルクロードステークスのクワドラント適性
シルクロードステークスの馬券考察、予想対策
コース形状が他のスプリント戦よりもスピード勝負になりやすいため、一本調子でスピードを維持し続ける馬が強い。バテるということはあまり考えなくて良さそう。さらに枠順もかなり有利不利があるので、枠順を味方につけた馬は加点(内枠)、外を引いてしまった馬は減点というか、来たら諦めるつもりで切ったほうが馬券を買いやすい。
京都競馬場の芝1200や1400mを好走している馬がリピートして強いので過去の戦績は、同コースの内容をチェック。他のコースのスプリント戦は逆にあてにしないほうが良い馬券が買えそう。
ハンデに関してはオッズに表れてしまうので軽量馬だから買いとはいいづらい、逆に重量ハンデの馬が馬格のない牝馬だったりすると人気で凡走することが多いので気にしたい。間隔を詰めて走っていて前走まで好走していると危険な人気馬になり易い。
ゲートの出が失敗しただけでも結果が変わってしまうぐらい、結果を予想するのは難解なスプリント戦なので、結果よりもしっかりと可能性のある馬券的にお得な馬を買えたかどうかが重要。適正をみてしっかり穴馬が買えてハマった時は爽快な的中馬券を手に入れる事ができる。
血統面では一本調子のスピードということで、これまでの競走も見てほしいがアドマイヤムーンやサクラバクシンオー産駒(芝のスピード血統)などが当てはまる。
※2021年度版。
中京競馬場での開催。変則開催でかなり馬場の状況がタフな印象を前週までを見ていても見受けられる。短距離戦でもタフな戦いができ、また馬場の良いところを長い直線でいかに伸びるかが勝負の分かれ目になりそう。過去の傾向とは違った見方で狙いたいところ。
いつもとは全く違う傾向を見るなら軽量牝馬が利を活かして突っ込むなどもありそう。