2006年までの名称だった「ラジオたんぱ賞(1979年~)」が「ラジオNIKKEI賞」に変更。カタカナと英文字と漢字が混ざる、名称的には変な重賞。
実は「中山四歳ステークス」「日本短波賞中山四歳ステークス」「日本短波賞」と過去にレース名が変わってきている。いずれも旧称らしい、時代の変遷によって消えていったと言えるもの。この「ラジオNIKKEI」も未来には旧称となる可能性は高い。
3歳限定のハンデキャップ競走ということもあり、実力把握が難しく荒れやすい重賞。というか3歳限定でハンデ重賞って酷くないか?と感じる。
福島競馬場芝1800mで争われる。小回りの1周コースで、正直舞台としてはローカル重賞なのでコース適性も重要視される。先行したら気分にのって勝ってしまうことも多い。
ラジオNIKKEI賞の基礎データ
グレード | GⅢ |
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賞金 | 38,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系3歳 (国際)(特指) ハンデ |
コース条件 | 1800m 芝・右 |
ラジオNIKKEI賞のコースの特徴
福島競馬場・芝1800mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
先行馬有利の小回りコース、枠順も内寄りが枠順なりに前に出てコーナーワークで先手を取りやすい。頭数が揃うかどうかで有利な枠は変わってきそう、頭数が少なければレース運びがしやすい外枠でも悪くはない。
なんと言っても勝負どころの最後の直線が平坦で短いため、4コーナーで2列目レベルにいないと厳しい、スパイラルカーブを活かしてコーナーの3Fを切ったあたりからジリジリと長い脚を使った争いになる。直線入ってヨーイドンの瞬発力は活かされない。
昔は荒れた福島馬場の外差しが有名だったが、開催週にもあたることもあり、確実に前に行っていることが重要なレース。
ラジオNIKKEI賞の過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)
ラジオNIKKEI賞の過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
※2011年は中山競馬場での開催。
また同コースの平均ラップタイムのグラフと比較して表示します。赤線が重賞競走になります。
3歳戦ということもあって、またダービーに間に合わなかった馬達の重賞戦でもあるので、それほどペースアップしない模様。向正面からジリジリとスピードアップする一般的な小回り平坦コースの一周戦となる。
ラジオNIKKEI賞のクワドラント適性
ラジオNIKKEI賞の馬券考察、予想対策
圧倒的な切れ味は要らず、ジリジリと足を使って突き放すようなレースができる馬が良い。天候次第だが、荒れ馬場でなければ軽い馬場で押し切ってしまうようなスピードタイプの馬が先行策で出し抜いたりできる重賞。前走までの格は必要にならない。
ハンデキャップ競走でいつも中荒れ模様。特に3歳ということもあり条件戦レベルの馬で、それなりの実力が認められている馬が好走例が多い。オッズ的にも盲点になっていて美味しい場合が多い。
特にあまり使っていない馬や、短期休養明けで夏競馬にレースを合わせてきた馬は人気になりにくいので馬券的には狙っていきたい。3歳馬限定の癖にハンデキャップ競走だが、あまり軽ハンデが効く距離でもないので、それよりも普通に走れば出し抜けるスピードを持っている馬を選びたい。
まずは先行力のある馬の前残りを抑えておいて、後ろから来る馬は下のクラスでも強いと感じられる競馬をしている馬を攻めていきたい。