中央競馬でのダート路線の拡充により2010年に新設された比較的新しい重賞。当初はジャパンカップダート(現在のチャンピオンズカップ)の前哨戦の位置づけが強く、トパーズステークスを重賞格上げ名称変更で重賞が一つ増えたこととなった。
本来グレードの格付けは2年程度様子をみて格付けされるが、トパーズSを変更したことで最初からG3戦として格付けされている。2014年からは優勝馬に秋のダートG1競走のチャンピオンズカップの優先出走権が与えれれている。
「みやこ(都)」は京都らしい名称で、京都競馬場の重賞レースとしては愛着が湧きやすそう。
京都競馬場ダート1,800mで争われる。中央4場の中でも京都競馬場は最後の直線に坂がなく、しかも短いということでやや地方のダートコースと言ってもいいぐらい。前に付いておかないと厳しいコース。
※2020年は京都競馬場改修のため、阪神競馬場で開催。
みやこステークスの基礎データ
グレード | GⅢ |
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賞金 | 38,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系3歳以上 (国際)(指定) 別定 |
コース条件 | 1800m ダート・右 |
みやこステークスのコースの特徴
京都競馬場・ダート1800mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
京都ダート1800mを使用する重賞はこの「みやこステークス」しかない。ダート1周コースとなるが、最後の直線が短く前有利のコース。そのため、1コーナーへ向けた先手争いも厳しく。スタートから追って先手が取れるテンの脚は欲しい。
そのため内枠が有利だが、内枠でも先手の脚がなければ包まれてしまうので、どちらかというと枠順よりもスタートダッシュを気にしたい。内枠でテンの足もあって番手が取れてペースについていければかなり狙いやすくなる。
阪神競馬場・ダート1800mコースの特徴とレース傾向、データ分析
※2020年は阪神競馬場で開催。
みやこステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)
みやこステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
※2010年からスタート。2018年はJBC競走が京都競馬場開催だったため休止。
基本的にグラフの形は平均と同じ、全行程でペースは上回っていてさすがダート重賞レースといったところ。特出しているのが、過度な先手争いと道中はダラダラと速いペースで消耗戦が続く印象。
無理な仕掛けをしても損をするだけなので、やはり先手必勝コースといえる。
※2020年は阪神競馬場で開催。京都競馬場と似ているが、やはり最後の坂の分、バテて止まる馬が多くなるのが特徴。「H」→「OH」よりでタフさが必要になると理解したい。
みやこステークスのクワドラント適性
みやこテークスの馬券考察、予想対策
ダート路線でしっかりと先手が取れる押し切り型ダート馬が強い。敢えて言うなら他のコースの中央競馬でのダート重賞レース(東京競馬場など)とはちょっと違っていて、どちらかというと地方競馬の小回りダートコースに似ている。
先手が取れる実力馬を軸に添えたい。その後はコースの利で最後まで走りきってしまいそうな激走馬を幅広く抑えたい。ダート戦は軸に添えた強い馬が思ったような結果を出せない不可解な凡走がたまにあるが、それが出てしまったら諦めるぐらいの気持ちで馬券は購入したい。
多頭数になることが多くスタートから1コーナーへの突っ込みがちな先行争いは厳しい。近年は馬群の馬と馬の距離も近くなっている(外国人騎手の影響?)ので、馬群に入れるのが下手な若手騎手などは減点。逃げの〇〇みたいな騎手はいつもいて、そういった騎手が乗った穴馬が2~3着に残るので注意したい。
ダート路線の重賞は結構優勝馬がころころ変わるようにポン掛けであったりコース適性要素がバラバラなので適正論者が美味しい馬券を得ることが出来ると思っている。みやこステークスもその一つと言えそう。
2020年は阪神競馬場での開催になるが、基本は先手が取れる実力馬だが、最後の坂で止まってしまう可能性が京都よりも高く、最後の力を残せる馬を選びたいところ。