創設は1996年と新しめのダート重賞戦、創設当初は5月開催でダート2100mというタフな戦いだった。2000年に大きくダート路線の競走体系の整備が行われ、開催時期を秋の東京開催に変更、距離をダート1600mに短縮して現在に至っている。

2014年からは優勝馬に秋のG1ダート戦チャンピオンズカップの優先出走権を与えられている。

最近は同時期に地方交流競走JpnIのJBC競走が行われるので、有力馬はそちらに進みこちらはオープン馬レベルであったり東京ダート(1ターンコース)に適正がありそうな馬の出走が多い。

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東京競馬場ダート1,600mで争われる。スタート部分は芝を走る、最初の直線も長いので走りやすくハイペースになりやすい、時計もかなりの好時計が出るレース。

武蔵野ステークスの基礎データ

グレードGⅢ
賞金

38,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系3歳以上 (国際)(指定) 別定
コース条件1600m ダート・左

武蔵野ステークスのコースの特徴

東京競馬場・ダート1600mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

このコースは、はっきりと外枠のほうが有利という傾向が出ている珍しいコース。東京競馬場は変形スタートが多くそういった部分はよく考えたい。また非常にスタート後の加速が付きやすくオーバーペースの傾向があります。

広い競馬場で最後の直線も充分あるコースなので、差し馬・追い込み馬でも最後まで伸びればしっかりと届く印象で、逆にハイペースで先行して脚がピタッと止まれば粘れません。

過去のレースで末脚はいいんだけど、コースのアヤで届いていなかった馬の激走に期待したいです。

武蔵野ステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)

武蔵野ステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

レースはやや消耗戦になりやすく、平均でも前半ハイペースなところに更に重賞線ということで余計が速くなります。流石にここまで早くなると力のない先行馬は脚が止まります。

通常のダート戦であれば、逃げや先行馬を狙っていきたいですが、このレースはタフで最後に脚を伸ばせる馬を狙いたいです。先行粘り込みはなかなか厳しい感触があります。

それにしても平均と比較してはっきりと全行程で速い時計です。これは十分力の差が発揮できるレースと考えていいかも知れません。

武蔵野ステークスのクワドラント適性

クワドラント適性:OTタイプ
オーバーペースで前崩れになるタフなコース。さらに最後の直線が長いことからダートでも最後にぐんぐんと伸びるような上がりの脚も必要。ダートの小回りコースでいつも届かなかった馬が満を持して活躍できるコース。

武蔵野ステークスの馬券考察、予想対策

近年のダート路線は重賞路線の他、地方交流競走のレース層も厚く有力馬がJpnI競走を目指す場合が多い。そのため、真のダート有力馬がこの重賞戦にはあまり出てこずメンバー構成から荒れやすくなる印象がある。

また、追い込み馬でも十分届く重賞であるが、差し・追い込みが有利なわけではなく、東京コースの長い直線でしっかり最後まで伸びる脚が重要。ダート戦での上がり3Fが過去のレースで充実している馬を選びたい。

枠順は中枠から外が優勢、最内枠はデッドゲートとなっている。前走までの結果があまり当てにならず、順位の逆転は十分にありえる。それならオッズが高い方にベットした方が期待値が高いレース。

ダート戦で現在のように有力馬が地方交流のJBCに向かう状況では、穴馬の一発を期待したいところ。有力人気馬からではなく、特注の穴馬から手広く攻める作戦で穴馬券を的中させたい。