創設は1954年。もともとは6月に行われていて、距離も芝2000mだった。1971年に3月の阪神開催へ繰り上げたことで、春のクラシック路線の重要な前哨戦として変貌。G3レースながら、クラシック路線への出走をかけて有力馬が登場する。
現在の外回りコースは2007年に阪神競馬場で新設。そこから1,800m外回りコースでのレースとなっている。
阪神競馬場芝1800m(外回り)で争われる。外回りコースということで瞬発力が要求される。
毎日杯の基礎データ
グレード | GⅢ |
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賞金 | 38,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系3歳 (国際)(特指) 別定 |
コース条件 | 1800m 芝・右外 |
毎日杯のコースの特徴
阪神競馬場・芝1800mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
阪神競馬場は外回りコースが出来たことで、内回りか外回りかをチェックすることが重要となった競馬場。外回りコースは瞬発力勝負になりやすい。
最初のコーナーまでは長くゆったりとした道中の進み具合となり、4コーナー手前にある残り600mのハロン棒あたりを合図に一気にヨーイドンとなることが多い。4コーナーの終わりで一気に外に広がれるスパイラルカーブも特徴的で後方の馬が窮屈にならないような設計となっている。
いわゆる良血馬で能力ありと言われている馬が遺憾なく、その強さを発揮できるコースとなる。また逃げ馬が標的にされやすく、他のコースよりも極端に成績が悪い。
毎日杯の過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新版)
毎日杯の過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
綺麗な2つの山をつくる、瞬発力勝負を象徴するようなラップが見られる。毎日杯は平均とほぼ同じで少しだけ、残り3Fの末脚勝負に磨きがかかっている印象。
追い比べになったときにしっかり加速して、勝負になる馬を選びたい。展開のアヤとかはあまり考えなくていいだろう。
毎日杯のクワドラント適性
毎日杯の馬券考察、予想対策
スローペースからの上がり3F勝負になると見たい。まだ3歳なので、先行して粘り勝ちでここに上がってきた馬もいるが、上がり勝負になったときも力が発揮できるのか?注意したい。こういった実力を出しやすいコースでの重賞は、固い決着が多い。
基本、調教のようなレースになるので、調教でしっかり能力があると見込まれている馬が来てしまうので、新聞予想などが当たる。結果的にはオッズ妙味は少ないレースと感じる。下手に奇をてらった馬券を買うなら、このレースでなくて他のレースに賭けたい。
面白いのが毎日杯と皐月賞でレースの質が異なるので、末脚は良いんだけど総合力では劣るような馬が、ここで末脚披露で勝つと皐月賞で人気して凡走などあるので、レース内容をよく覚えておきたいところ。
穴馬は素質馬と言われたけど、臨戦態勢が遅れている馬などが過去の結果にとらわれず激走することが多く、クラブ期待馬などで外国人騎手など有力騎手を手配して狙ってきているなら抑えておきたい。