2014年に重賞戦(G3)に格上げされた比較的新しい重賞競走。2歳戦の重要度を高めるJRAの施策で作られた。距離やコースはそれまでも京都競馬場内回りの2000mでオープン特別戦として行われていた。

年末の2歳G1戦、ホープフルステークスも出来たことから中長距離路線で重要度が高まっている一戦。

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京都競馬場芝2000m(内回り)で争われる。この時期の2歳戦としては距離が長く、早仕上がりのスピード馬では勝ちきれないと考えられる。

※2020年は阪神競馬場での開催。同じく内回りコースを使用(大阪杯と同じコース)

京都2歳ステークスの基礎データ

グレードGⅢ
賞金

33,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系2歳 (国際)(指定) 馬齢
コース条件2000m 芝・右

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスのコースの特徴

京都競馬場・芝2000mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

コース特徴からは外に行くほど、1コーナーで外を回らされてコーナーリングで後ろに下がるという不利があるが、京都2歳ステークスは頭数がそれほど揃わないことが多くあまり関係ないことが多い。

通常はレース展開が紛れやすいが、頭数が少なく2歳戦ということでスローペースの末脚勝負の傾向がある。スタートに出遅れの癖があるなど、まだ幼い馬でも最後の末脚があれば勝てるコース。

コース形状からは荒れやすいと攻める事ができるが、2歳戦のここはややその考えは捨てたほうが良さそう。

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

※重賞格上げは2014年から、2020年は阪神コース

通常の2歳重賞戦は前半掛かり気味で後半バテるケースが多いが、このレースは逆になる。道中は他のレースよりもスローペースで運び、後半4Fぐらいの勝負となる。

殆どが瞬発力の争いなので、切れる脚(バネのある馬体)を持っている馬を狙いたい。もちろん2000mを走れる体力は必要。適正を考えて距離を走れる馬が出走するが、その中でも新馬戦などで長距離で末脚まで走れている馬を選びたい。

※2020年は阪神競馬場での開催。直線の坂を考えるとさらに直線向いてからの切れ味勝負になりそう。

京都2歳ステークスのクワドラント適性

クワドラント適性:Tタイプ
2歳戦。少頭数ということで適正傾向が変わる重賞。同コースは結構メンバーや仕掛けによって適正が変わりやすいが2歳戦の中では2000mで体力が必要。さらに末脚にギアチェンジができる馬が最後まで伸びきれる。

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの馬券考察、予想対策

距離適性の問題から少頭数の競馬になることが多く、スローペースで体力を持たせてからの末脚勝負になることが多い。そのため、ゲートの出遅れやスタートダッシュが付きにくい馬でも大丈夫。逆に先手を取るのが上手でうまく逃げるタイプの馬は苦戦しやすい。

そこまで大荒れはしにくいレースなので人気どころの中から絞って的中させたいレースだが、その分オススメの狙い馬は見つかりにくい。信頼の置きにくい2歳馬に対して人気馬を買わな買わなければならないのなら無理して買わないのが賢明か?

他の2歳重賞戦と同じく、仕上がり早く期待できる馬を素直に買うのがベターな一戦。

2020年は阪神競馬場での開催だが、この時期の2歳戦を考えれば過度にコース適性などは考える必要はなさそう。中距離でしっかり実力を出せそうな評判馬なら大丈夫。