spo_d1700札幌競馬場・ダート1700mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。スタート地点はホームストレッチからです。馬場をちょうど一周するベーシックなコースです。

スタート地点から最初のコーナー(1コーナー)までは約240mです。なるべく前を取りたい小回りの競馬場では短いと言えるでしょう。最後のゴール前の直線も264mと短いです

札幌競馬場は小回りで基本的にコーナーが多いです。こういった競馬場でコーナー4回まわるので内枠が距離損なく有利と推測されます。ただ、パッと過去のデータを眺めてみてもそれといって傾向は出ていません。

脚質的には逃げよりも先行馬のほうが状況が良くなっている点からすると、逃げ一辺倒では勝ちきれないコースになります。芝の1周コースと同様、まくって勝つ馬も多いことからコース取りよりは、レースに出走している馬の状況(勝ちに来ているか)から判断した方が良さそうです。

札幌競馬場 1700m ダート・右の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離240.00m
ゴール前直線距離264.00m
ゴール前直線坂平坦
直線部分合計約796m
コーナー部分合計約904m
コーナーの数4個
コーナータイプ(3~4コーナー)緩やかで大きなカーブ
コーナーのR147
高低差0.9m
芝の種類ダート
フルゲート14頭
幅員20.0m

このコースを利用する重賞レース

  • エルムステークス (GⅢ)  サラ系3歳以上 別定 賞金36,000,000円
  • 札幌競馬場・ダート1700mコースのラップタイム・データ分析

    コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

    ※データは2020年7月に過去10年間から取得したもの。

    ※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

    札幌ダート1700mの高低図

    sap_d1700

    札幌ダート1700mのラップタイムグラフ

    札幌ダート1700mの速度変化グラフ

    判定「標準戦」:熾烈な先行争い、向正面からはあまりペースが上がらない

    1コーナーに向けて先行争いが激しくなるため一気にペースアップしますが、向正面ではほぼペース変化がありません。徐々にペースアップしていますがなるべく馬に負担をかけないように前目のポジションをという意図が見えるラップタイムです。

    コース形状を考えても、やはり最後に伸びる足があっても届かない可能性が高いコースと言えますね。

    札幌競馬場 1700m ダート・右のクワドラント適性

    クワドラント適性:Hタイプ
    小回りコースで札幌競馬場は一番円形に近いことからハンドリングが必要とされるコース。

    札幌競馬場・ダート1700mコースの特徴とレース傾向と攻略法

    コース上での有利不利などはあまり検討しづらい部分があります。また逃げや先行が有利と言ってもレースに出ている馬たちが、対象のレースで逃げや先行でいけるのかを判断すること自体が難しいです(今まで後方だった馬が結構前で競馬したりする)。

    馬券対策としてはどちらかと言うとローテーションなどをみて勝ちに来ているか?の方をよく見たいところですね。特に中央4場で勝ちきれなくて勝鞍を取りに来たと見れるローテーションは狙いどころです。

    面白いデータを挙げるとすればマイナー血統でも勝てているというところですね。スタートからハナの奪い合いで、最後までバテないように走るダート中距離戦です。バテずに上がり3Fが使える馬が良さそうです。

    個人的にはあまり傾向が見えないので、レース数は多いですが見してもいいかなと思っています。それなら得意と感じるコースで勝負する、そういった割り切りも必要でしょう。逆にここが得意という方はどこが狙い目なのか知りたいぐらいです。

    [その他の距離・トラック別特徴]

    1200m 1500m 1800m 2000m 2600m
    ダート 1000m 1700m 2400m

    ⇒札幌競馬場の更に細かいコース紹介と特徴