spo_d1000札幌競馬場・ダート1000mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。スタート地点は2コーナーが終わったところ付近からです。

スタート地点から最初のコーナー(3コーナー)までは約284mです。短いと言うほどではないですが、コース形状的に3コーナーまでに前を取って距離損なく走りたいため激しい先行争いになります。最後のゴール前の直線は264mと短いです

フルゲートは12頭になります。ここまで頭数が少ないとあまり枠順で有利不利は出てこないですが、外の馬も内の馬も出足が悪いと厳しいコースになります。特に内の馬は包まれると終わりですし、外の馬は下げてしまうと終わりです。

脚質的には逃馬の勝利が圧倒的なコースです。次に先行馬、追い込み馬は殆ど来ませんので、敢えて穴のスタートが悪い馬を狙おうとせず、素直な結果を求めたいですね。

札幌競馬場 1000m ダート・右の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離284.00m
ゴール前直線距離264.00m
ゴール前直線坂平坦
直線部分合計約548m
コーナー部分合計約452m
コーナーの数2個
コーナータイプ(3~4コーナー)緩やかで大きなカーブ
コーナーのR147
高低差0.9m
芝の種類ダート
フルゲート12頭
幅員20.0m

このコースを利用する重賞レース

このコースを利用する重賞レースはありません。

札幌競馬場・ダート1000mコースのラップタイム・データ分析

コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

※データは2020年7月に過去10年間から取得したもの。

※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

札幌ダート1000mの高低図

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札幌ダート1000mのラップタイムグラフ

札幌ダート1000mの速度変化グラフ

判定「持久戦+」:スタートから激しい先行争い、最後まで追い通し

これだけ先行争いをずっと続けて、さらにコーナーワークも前目内目を目指したいのでスタートも重要になります。スタートとテンの脚(最初の加速力)があれば適正がありますので、ピッチ走法でぐんぐん走るような馬が強いです。

最後の1Fが全体の中で最も遅いことをみても、典型的な前傾ラップ、ハイペース競馬ですね。終いの脚なんて必要ないです。

札幌競馬場 1000m ダート・右のクワドラント適性

クワドラント適性:SHタイプ
スタートから最初のコーナーまでも短く、コーナーリングが済めばすぐに短い直線で終わり。典型的なSH適性コース。

札幌競馬場・ダート1000mコースの特徴とレース傾向と攻略法

札幌競馬場のダートコースは基本が1000mと1700mです。中央4場の1200mが1000mにあたります。正直、勝ちきれない馬たちがダート1000mならなんとか行き足だけで勝てるかもと出走してくるレースですので、強い馬は基本的にいないと思っておけばよいでしょう。

スタートから最後まで息を入れることなく1000mを走りきります。道中坂もなく、最後までスピードの持久力戦です。馬格のある、芝の短距離やダートの短距離で強い血統で過去のレースでそれなりに走っている馬ならチャンスはありそうです。

なお、雨が降ってくれば更に走りやすくなるので、本当にスピード勝負になります。

[その他の距離・トラック別特徴]

1200m 1500m 1800m 2000m 2600m
ダート 1000m 1700m 2400m

⇒札幌競馬場の更に細かいコース紹介と特徴