500万下より上のクラスは外回りコースを利用します。新潟の芝2000m重賞もこちらのコースです。内回りコースとは打って変わって、1800mのコースにさらに200m足した形状です。最初のコーナーまでの長さは947.9mと究極に長いです。恐らくコーナーを周るコースとしては最長かもしれません。最後の直線も659mと長くコーナーリングによる紛れが少なそうなコースです。
枠順の有利不利は全く読めない内容になっています。通常偶数枠のほうがスタートがし易いので好結果なのですが、このコースに限っては奇数枠のほうがいい結果も出ています。脚質で見ると先行馬より差し馬の方が回収率が良いので、差し馬有利の展開になり易いと見れそうです。
やはり最初のコーナーまでの直線距離が長いとスピードが出てオーバーペースになりやすく、その上コーナーを回ってからも600m以上で競わないといけないので、バテてしまう馬が結構います。ですので、じっくり乗った差し馬のほうが、このコースに限っては有利になるという他場とは違った傾向になっています。
何故かハンデ戦が組まれていることが多く、降級馬など入り乱れた戦いになっています。多角的に穴を見つけやすいコースではあるので色々検証すると面白いです。
新潟競馬場 2000m 芝・左外の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 947.90m |
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ゴール前直線距離 | 659.00m |
ゴール前直線坂 | 平坦 |
直線部分合計 | 約1607m |
コーナー部分合計 | 約393m |
コーナーの数 | 2個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 普通(3コーナー坂) |
コーナーのR | 124 |
高低差 | 2.2m |
芝の種類 | 野芝 |
フルゲート | 18頭 |
幅員 | 25.0m |
このコースを利用する重賞レース
新潟競馬場・芝2000m(外回り)コースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2020年7月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
新潟芝2000m(外回り)の高低図
新潟芝2000m(外回り)のラップタイムグラフ
新潟芝2000m(外回り)の速度変化グラフ
判定「超瞬発戦」:4コーナーまではしっかり貯めて、一気にペースアップ
こちらは芝1600m、1800mと同じようなグラフ傾向になります。200mスタートの位置が後ろに伸びますので、道中の追走が長くなりますのでややスタミナも必要となるかもしれません。
とにかく貯めて爆発させることが出来る馬を選んでいきたいです。
新潟競馬場 2000m 芝・左外のクワドラント適性
新潟競馬場・芝2000m(外回り)コースの特徴とレース傾向と攻略法
外回りコースですが500万下以上のレースが組まれています。かと言ってそれ程強い馬はローカルのこういったところには出てこないので、昇級馬と降級馬が入り乱れて、しかもハンデ戦で行われるレースが多いです。降級馬の方が勝率などの成績は良いのですが回収率が悪く、所詮弱い馬同士なので馬の格はよっぽど勝負にならない馬を捨てる作業から始めたほうが良いです。
新潟芝2000mは1周コースと比べてタフなコースと言えます。休み明けの実力馬のほうが、前走好走組よりも走れることも多いと考えています。また、馬券を絞りきれないでいるとあれもこれもとなりがちですので、しっかりと順位付けというか狙い馬を定めて馬券を買っていったほうが回収率が上がるでしょう。
芝 | 1000m | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m |
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2000m(内) | 2000m(外) | 2200m | 2400m | ||
ダート | 1200m | 1800m |