京都競馬場・芝2000mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。京都競馬場の芝2000mは内回りコースを利用します。
京都芝2000mのスタート地点は正面スタンド前半ばからで、そこから1コーナー(最初のコーナー)までの長さは308.7mと非常に短いことが特徴です。
最初のコーナーまでが短い場合は、先手を取って距離損になりにくい内枠が有利になりますが、京都芝2000mもその傾向がでています。特に多頭数で外枠に行くほど苦しいレースになります。ただ、内枠でも1~3番よりは4~9番あたりの最内ではない内よりがいい結果になっています。恐らく1コーナーまでの先行争いに勝てない内枠の馬は外から被される競馬になりやすいからかもしれません。
直線も短いですので4コーナーで外々を回って追いかけてもまず届かないレースが多いです。後ろから行く場合は4コーナーで馬群の間を狙えるかが勝負になります。
芝2000mは内回りで小回り、さらに4つのコーナーがあることからレース展開が紛れやすいレースになります。特に4コーナーで内側をつかないと外に膨れやすく厳しいレースになりますので、ジョッキーの腕に掛かってしまいなかなか馬の能力だけでは判断しにくいコースかもしれません。
京都競馬場 2000m 芝・右の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 308.70m |
---|---|
ゴール前直線距離 | 328.00m |
ゴール前直線坂 | 平坦 |
直線部分合計 | 約1067m |
コーナー部分合計 | 約933m |
コーナーの数 | 4個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | スパイラルカーブ |
コーナーのR | 130 |
高低差 | 3.1m |
芝の種類 | オーバーシード |
フルゲート | 18頭 |
幅員 | 28.0m |
このコースを利用する重賞レース
京都競馬場・芝2000mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2018年9月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
京都芝2000mの高低図
京都芝2000mのラップタイムグラフ
京都芝2000mの速度変化グラフ
判定「やや瞬発戦」:標準戦になりやすそうなコース形態だが、瞬発力の山も確認
道中は淀みのないラップを刻みやすく、ペース配分が難しいコース。その上、後半にはペースアップの要素もある。標準戦を勝ち抜く要素と、瞬発力戦を勝ち抜く両方の要素が必要となってきそう。
コース形状からはペース配分も重要で、騎手の腕や勘所も必要となる。じっくり待機の4コーナー外ぶんまわしや、先行押切も難しい難コース。
京都競馬場 2000m 芝・右のクワドラント適性
京都競馬場・芝2000mコースの特徴とレース傾向と攻略法
京都芝2000mといえば秋の3歳女王を決める秋華賞ですが、毎回荒れるレース、もしくは展開が読みにくいレースとして定番です。というのも多頭数になれば強い馬の中では外に入った馬が、どうしてもコース上レースをしにくいです。ただ、それが皆分かっていますので馬券にも反映されます。
恐らく展開の紛れを予想して穴馬から買う人も多いのですが、その結果オッズ的には逆バランス(穴馬がオッズが低く)なりやすいコースですので、逆手を取って能力があって先行力とジョッキーの腕を信じる形で勝負するほうがいいかもしれません。
開催のリーディング上位の騎手がやはりいい結果を残しているというデータもあります。血統的には長くいい脚が使えるマクリタイプの馬も良い結果を残しているので、血統と上がり3ハロンの好タイムの馬を探してみると言う手もあります。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m |
---|---|---|---|---|---|
2200m | 2400m | 3000m | 3200m | ||
ダート | 1200m | 1400m | 1800m | 1900m |
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