阪神競馬場・芝3000mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。このコースは阪神大賞典しか組まれておらず。あまりデータ傾向はあてにならないかもしれません。ただ、コースはしっかり考察しておきましょう。
スタート地点は2コーナーを回ったところあたりで、約1周半のコースです。最初のコーナーまでは369.2mです。あまり多頭数になることもないので、内回りとは言え無理に先手を取らなくても距離損は起きにくいです。
1回目の正面スタンド前では長い隊列で、ペースは落ち着いていて各馬自分のペースを守っている印象です。スローペースになると言ってもスタミナのある馬が勝ちやすく、上がりの3Fなどはあまり好タイムにはならないので、バテずに走りきれる長距離適性馬を選びたいです。
なお、内回りなので最後は3コーナー辺りからペースが上がり始めます。
阪神競馬場 3000m 芝・右の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 369.20m |
---|---|
ゴール前直線距離 | 356.50m |
ゴール前直線坂 | 急坂 |
直線部分合計 | 約1482m |
コーナー部分合計 | 約1518m |
コーナーの数 | 6個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | かなり大回り |
コーナーのR | 133 |
高低差 | 1.8m |
芝の種類 | オーバーシード |
フルゲート | 16頭 |
幅員 | 24.0m |
このコースを利用する重賞レース
阪神競馬場・芝3000mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2020年11月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
阪神芝3000mの高低図
阪神芝3000mのラップタイムグラフ
阪神芝3000mの速度変化グラフ
判定「標準戦」:ペースチェンジが激しい長距離戦
スタートしてからペースが上がったり、下がったりしています。一番ペースダウンするのは2周目のコーナーが厳しい1、2コーナーそこからは徐々にペースが浮き沈みしながら速くなりますが、長距離戦というのもありそこまでペースアップしません。
想像以上にスタミナが要求されるコースと感じます。
阪神競馬場 3000m 芝・右のクワドラント適性
阪神競馬場・芝3000mコースの特徴とレース傾向と攻略法
コース適性よりも距離適性を重視したいところで、この距離よりも短いところでバテそうになっている馬には勝機が薄いコースになります。
G1ですとフルゲートになるかもしれませんが、古馬のG1ステップレースに使われますので、この距離を頑張れる馬が少なく少頭数になり易いレースです。そうなるとあまり脚質など関係なく、距離損も響かないでしょう。
騎手的には乗り方が丁寧な福永騎手が好成績を上げているように、押せる騎手よりもじっくり乗れる騎手のほうが結果を出しやすいかもしれません。
少頭数でオッズも低いでしょうから、単勝1点勝負、馬連1点勝負ぐらいで当てられるようにならないと馬券回収率的には厳しいので、そのつもりで予想する必要があります。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m |
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2200m | 2400m | 3000m | |||
ダート | 1200m | 1400m | 1800m | 2000m |