hsn_s2400阪神競馬場・芝2400mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。重賞レースとしては秋のクラシック菊花賞へのステップレース神戸新聞杯程度です。このコースは外回りコースを使用します

スタート地点は内回りの4コーナーを回りきった正面スタンド前で最初のコーナーまでは309mです。後半戦に向けて溜めておきたいということもあり、最初の直線では無理をしない馬が多いです。

概ねテンの脚で隊列が決まってしまい、オーバーペースで1コーナーに外から突入すると随分と距離損するのであまりそういった攻め方をする馬はいません。

阪神競馬場の外回りはかなり大きなゆったりとしたカーブです。さらに緩やかに下ってますので4コーナーまでに随分と加速していきます。直線に向かってはその流れで馬群が広がりやすく、京都競馬場のように外回りで4コーナーまでゆっくり溜めて内を突く馬はやや少ないです。

最後は直線の坂で根比べになるので、距離が長くなればなるほどスタミナと実力のある馬が勝ちやすくなります。

阪神競馬場 2400m 芝・右外の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離309.00m
ゴール前直線距離473.60m
ゴール前直線坂急坂
直線部分合計約1370m
コーナー部分合計約1030m
コーナーの数4個
コーナータイプ(3~4コーナー)かなり大回り
コーナーのR133
高低差2.3m
芝の種類オーバーシード
フルゲート18頭
幅員24.0m

このコースを利用する重賞レース

  • 神戸新聞杯 (GⅡ)  サラ系3歳 馬齢 賞金54,000,000円
  • 阪神競馬場・芝2400mコースのラップタイム・データ分析

    コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

    ※データは2020年11月に過去10年間から取得したもの。

    ※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

    阪神芝2400mの高低図

    han_t2400

    阪神芝2400mのラップタイムグラフ

    阪神芝2400mの速度変化グラフ

    判定「瞬発戦」:後半のペースアップが急で、スローペースからの瞬発力争いが顕著

    阪神外回りコースは瞬発力と覚えておけばいいぐらい、どの距離でも瞬発力勝負になりやすいです。最初の正面スタンド前から1コーナーまではペースが上がるものの激しい先行争いで消耗しないように進める騎手が殆どです。

    最後の直線が長いですから、瞬発力の使える実力馬がしっかり結果を残すコースですね。

    阪神競馬場 2400m 芝・右外のクワドラント適性

    クワドラント適性:OTタイプ
    阪神競馬場の外回りクラシクディスタンス。こちらも瞬発力のいるトラクションコース。2度の急坂や向こう正面の直線でオーバーペースになりやすく、後半に向けたタメが必要。馬の実力は発揮しやすい。

    阪神競馬場・芝2400mコースの特徴とレース傾向と攻略法

    あまり試行回数がないですし、重賞の神戸新聞杯も休み明けの馬で菊花賞に向けた前哨戦の使われ方をするので、やや掴みにくいレースが多いと思います。

    ただ、実力差は出やすいコースなので、では実力がある馬はどの馬なのか?見極めることが重要になります。

    年間を通してレース数が少ないので、狙い目と言うか馬券的に買いたくなるレースは非常に少ないかもしれません。神戸新聞杯は情報も多いですので、実力のある馬が見つかれば固いレースかもしれませんが、点数を絞って当てられるかでしょうか?

    ただ、人気馬を買って当てるというのは馬券的にはあまり妙味がありませんね。

    [その他の距離・トラック別特徴]

    1200m 1400m 1600m 1800m 2000m
    2200m 2400m 3000m
    ダート 1200m 1400m 1800m 2000m

    ⇒阪神競馬場の更に細かいコース紹介と特徴