阪神競馬場・芝2000mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。阪神芝2000mは内回りを使用します。また2017年からはこのコースで行われる大阪杯がG1昇格など、中距離界で、攻略したいレースとなっています。
スタート地点は正面スタンド前で最初のコーナーまでは330.5mです。微妙に短いといえるでしょう。また、阪神のゴール前の直線は急坂ですので、スタート後にいきなり頑張って坂を上がるのも得策ではありません。こうなると自然と内枠の先行馬が有利になりそうです。
またデータ上は偶数馬有利の傾向も出ていて、やはりスタートして楽に1コーナーで先手を取れる事が重要に感じます。不可解なデータとしては大外枠有利も出ています。とにかくスタートがスムーズということが一つ目のポイントです。
もう一つのポイントは内周りコースということで、阪神競馬場の内回りコースは最後の直線が短いです。その為、試行回数は少ないですが芝1600~1800mよりも逃げ馬が残ってしまう可能性が高いです。
とにかく逃げ馬が内の偶数枠を引けば要注意ですし、逆に人気馬が中途半端に外枠など引けば危険信号が灯るコースです。
阪神競馬場 2000m 芝・右の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 330.50m |
---|---|
ゴール前直線距離 | 356.50m |
ゴール前直線坂 | 急坂 |
直線部分合計 | 約1067m |
コーナー部分合計 | 約933m |
コーナーの数 | 4個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | かなり大回り |
コーナーのR | 133 |
高低差 | 1.8m |
芝の種類 | オーバーシード |
フルゲート | 16頭 |
幅員 | 24.0m |
このコースを利用する重賞レース
阪神競馬場・芝2000mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2020年11月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
阪神芝2000mの高低図
阪神芝2000mのラップタイムグラフ
阪神芝2000mの速度変化グラフ
判定「標準戦」:瞬発力の部分も見えるがいびつなラップを作りやすい印象
下級戦ほど瞬発力が必要になるが、上級戦になると道中のペースがやや厳しくなってタフなレースになりやすい印象です。最後に坂があるので、本来ならば貯めておきたいのですが直線が短いため、向正面から前を取るためのペースアップが起きてしまうというところでしょうか?
先行集団の後ろで脚を貯めることができた馬が一番有利に見えますね。
阪神競馬場 2000m 芝・右のクワドラント適性
阪神競馬場・芝2000mコースの特徴とレース傾向と攻略法
このコースのレースを見る時は、特に1コーナーから2コーナーで、やはり外が距離損を強いられるのを見て欲しいところです。距離が2000mあるので短距離よりは実力が発揮しやすいレースですが、それでも内回りコースは前残り傾向が強く、内枠有利は覚えておきたいですね。
重賞クラスになると、それなりに格の違いなどがあって単純な逃げ一手では最後に差されてしまいますが、下級戦では逃げ切りの確率も上がります。
距離損なく内枠を通れてタフな馬なら、完全に軸。その次に距離適性(ややスタミナ適性)と末脚のある馬と言った形で馬券を組み立てていきたいです。
未勝利戦では多頭数も見られますと、クラスが中級から上級では少頭数になることが多くその場合は展開の紛れがなくなります。重賞クラスも、ややハイペースになりやすいことから直線の最後まで目が離せない展開になりやすいです。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m |
---|---|---|---|---|---|
2200m | 2400m | 3000m | |||
ダート | 1200m | 1400m | 1800m | 2000m |
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