新潟競馬場の重賞競走では歴史が古く、1996年に芝2000メートルのハンデ競走として創設。2001年に新潟競馬場の馬場改修が終わった後は、左回りコースの芝1600m(外回り)で行われている。

「関屋」は過去に新潟競馬場があった場所の所在地から取っている。

2012年からは「サマーマイルシリーズ」が新設されており、このレースは第2戦に指定。

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新潟競馬場の芝1600mは直線距離が長いのが特徴。最後の直線は東京競馬場を超え日本最長距離。コーナーも急なので、殆ど直線を走っていて時計が早くなるのが特徴的。

関屋記念の基礎データ

グレードGⅢ
賞金

39,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系3歳以上 (国際)(特指) 別定
コース条件1600m 芝・左外

関屋記念のコースの特徴

新潟競馬場・芝1600mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

直線部分を合計すると約1200mとなり速い時計が出やすい。またコーナーが急なため4コーナーまでは縦長の隊列を維持しやすいのが特徴。コースの紛れは少ないが、オーバーペースになりやすいためやや抑え気味のレースが進むことが多い。

そのため、逃げ馬が基本的にペースを主導して、逃げ馬の状況によってペースが異なる。超瞬発力レースになりやすいのだが、前の馬も止まりにくいので、中途半端な重賞競走では中途半端に前の馬が残ってしまうことが多い。

また後方の馬は、最後に斜めに走りながら追うというロスがあり、そのロスは意外に効いている模様。前の馬が止まらないのでぎりぎり追いつかないことが多い。よくレース考察で前の馬も33~34秒なら31秒の足を使わないと届かないですよね?なんて事を聞く。

関屋記念の過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)

関屋記念の過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

また同コースの平均ラップタイムのグラフと比較して表示します。赤線が重賞競走になります。

グラフはギアチェンジが2回ある瞬発力戦を形成。ただし高低差の関係でタフさはあまり必要ない。最後の直線を向いてからしっかり伸びる足は必要となる。

G3線ともなると一級線とは言わないがオープンクラスのそこそこの馬が重賞勝鞍を狙ってくるので、やや混戦になりやすく、前の馬のほうが有利になっている状況が多い。

関屋記念のクワドラント適性

クワドラント適性:STタイプ
最後の直線も長く、直線部分が多い典型的なSTコースでのレース。直線向いてからバネのように伸びる末脚が必要。前半はじっくり脚を貯めたいところ。

関屋記念の馬券考察、予想対策

コース自体は瞬発力を求めるコースで上がり3Fなどを意識したくなるが、時計で見ればどちらかと言うと速い時計で勝ち上がっているか(好走しているか)をチェックしたい。スピードの持続力もかなり重要な要素になる。

レースを見ていて、後方の馬は確かに伸びてくるが、前の馬も止まらないレースが多いため、逃げ馬が人気を落としているようなら狙いたい。逆に逃げ馬が人気していたら標的になってオーバーペースは覚悟したい。

結果を見ると前走の結果がほとんどリンクしていないので、前走結果でオッズが作られているのなら、それ以外の要素で迫るのが妙味あり。基本的にオッズは混戦模様となるので、あまり直近の競走結果をあてにせず、全馬フラットな状況で展開に利がありそうな馬を選びたい。

なお、直線が長いこともあり、あまり枠順の有利不利は感じない。