前身の「日本経済新春杯」が1954年に創設。1979年に「日経新春杯」に改称された歴史のある重賞レース。新年一発目のG2レースとして定着している。

京都競馬場で芝2200mに短縮されたりと、多少の距離条件などが変更されたが、1995年からは4歳以上(古馬)の芝2400m(外回り)のハンデキャップ競走で定着している。

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京都競馬場芝2400m(外回り)で争われる。3コーナーからの下りを利用した加速して4Fトップスピードに乗れる現代日本競馬に強い馬が順当勝ちしやすい。

※2021年は京都競馬場改修のため、中京競馬場開催。距離も2,200mに短縮されているので注意!

日経新春杯の基礎データ

グレードGⅡ
賞金

57,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系4歳以上 (国際) ハンデ
コース条件2400m 芝・右外

日経新春杯のコースの特徴

京都競馬場・芝2400mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

長距離戦で最初の直線も長いことから1周目のホームストレッチでは縦長で隊列が落ち着く。基本的に最後まで各馬のペースで息をもたせるので、スローペースの瞬発力勝負が殆ど

長距離戦ながらトップスピードの速さが物を言う。京都競馬場の外回りは3コーナーから4コーナーが下り坂でスピードが付きやすい。そのため、瞬発力勝負では追い出しのタイミングも大事。それを分かっていてか、各馬4コーナーまでそれほど動かないため、さらに瞬発力勝負に磨きがかかる

あまり展開の恩恵が起きにくいが、素直なレース展開になるため内枠のほうがコーナリングで若干の有利な印象はある。ただ長距離のスローペースの前半戦では枠順はそれほど重要ではない。

中京競馬場・芝2200mコースの特徴とレース傾向、データ分析

※2021年は中京競馬場で開催。距離は短くなるが最後の直線の坂などタフな印象が強いコース。京都のときのような直線向いてヨーイドンよりは速いスピードの持久力も必要。

日経新春杯の過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新版)

日経新春杯の過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

速度でみると特徴的な部分が、前半と後半の2つの山と中間部分の平坦なスローペース。後半の山は下り坂も利用した極端なロングスパートになっている。十分脚を貯めて、末脚を爆発させるタイプが優勢

結局そういった馬がハンデ戦でも人気を集めるため固い決着となる。穴馬が来るとすれば軽量牝馬などで、とにかく切れ味だけは満点のような馬の突っ込みか?

※2021年は過去のラップタイムは参考にならないので注意。

日経新春杯のクワドラント適性

クワドラント適性:OTタイプ
2021年の中京開催ではコース上のタップ傾向をみてタフさが重要視されそう。距離短縮ながらタフさが必要になるという雰囲気なので注意したい。先行して速いペースについていけて直線二枚腰が使えるような馬を過去の戦績から探したい。 (通常の京都競馬開催時は「T」:スローペースからの直線向いて瞬発力レース。京都競馬場の長距離外回りは3~4コーナーが下りのため自然とペースアップする。そこはじっくり構えつつ、さらなるペースアップが直線で求められる。いい馬場でしっかり伸びるバネのような走りを見せる馬に期待。)

日経新春杯の馬券考察、予想対策

年明けの戦いということで3歳世代が4歳となり、レース内では若駒の扱い。やはり明け4歳の活躍が目立つ。高齢になるほど苦戦傾向。出走馬は暮れのG1を走るような一級馬が休養に入るため、いまいち出走馬にはパッとしないメンツが揃う。

そんな中、明け4歳の上昇気流の馬が押しのけて活躍するレース。ただ、どんな馬でも良いわけではなくある程度長距離競馬を熟してきた実績が欲しい。

末脚をしっかり使ってくる馬がレースがしやすくタイプが合う。人気になってしまうが逆らえないところ。中途半端な善戦馬はここではパッとしないので、ここでは負けてもらいコースの利があるところで、今後は狙い目としてチェックしておきたい。

牝馬は出走自体が少ないが、出てきたらとにかく切れる脚があるのか?に注目。人気がなければ拾っておきたい。

ハンデ戦ながらある程度堅実な結果になりやすいく、結果がなくても人気になっている実力馬には逆らえない。

※2021年は中京競馬場にて距離を短縮して開催。距離短縮だが、京都競馬場でのスローペースからのヨーイドンではなくある程度タフな流れからの最後の直線でのさらの伸びが期待される。例年の傾向は一旦外して考えたいところ。