今でこそ2歳戦の重賞競走が増えたが、昔からある2歳G1競走の定番前哨戦。1984年のグレード制導入でG2格付け、2歳戦でG2戦は現在2つ。現在の東京競馬場・芝1400mで行われるようになったのは1980年とやはり歴史ある重賞戦。現在では2歳戦が整備されてきているので距離の短いこのレースは短距離路線の馬が目立つ

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東京競馬場芝1,400mで争われる。スタートしてからは緩やかに上りで3コーナーに差し掛かる、2歳戦というのもあり掛かり気味の馬が多く4コーナーまでは騎手もあまり動かない。直線に入って一呼吸置いてからが本当の勝負。ギアチェンジの出来る馬が強い。

京王杯2歳ステークスの基礎データ

グレードGⅡ
賞金

38,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系2歳 (国際)(指定) 馬齢
コース条件1400m 芝・左

京王杯2歳ステークスのコースの特徴

東京競馬場・芝1400mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

コース形状からはすっと先行や中団につけやすい内枠のほうがレースがしやすい。外枠だと3コーナーまで外を通ることになり、大きなコーナーの外を回る距離損がある。

東京のコースはマイル戦辺りから極端な瞬発力レースになるイメージがあるが、2歳戦でもG2級となると最後の伸び脚が必要になる模様。単純な逃げ粘りは難しくなる。

京王杯2歳ステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)

京王杯2歳ステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

2歳戦ながら平均よりも速いペースで道中進む、他の2歳重賞戦よりかは2~3戦している馬が多くなるため、掛かるようなレースにはなりにくい。それでもややペースが速いということは理解しておきたい。

オープン級のレース展開に慣れている馬が、前走でも伸び脚を使えているか?に注目したい。

ラップタイムからは典型的な後半の瞬発力勝負。後のスプリンタータイプの馬が強い印象。

京王杯2歳ステークスのクワドラント適性

クワドラント適性:OTタイプ
東京1400mはそれほど瞬発力勝負にならないコースだが2歳重賞戦となると瞬発力が必要とされる。さらに幼い2歳時点での体力は必須と見られちょっと掛かり気味でレースを迎えただけで能力を出しきれない。他コースで圧勝勝ちしてきても同じように行かない可能性が高い。

京王杯2歳ステークスの馬券考察、予想対策

2歳重賞戦ということもあり馬券的には難解なレース。トントン拍子で強い馬がここに出走することもあるが、まだまだ新馬勝ちや過去のオープンや重賞戦で凡走馬が巻き返しを狙った出走がある。そのため、波乱傾向も強いレース

正直、馬柱の過去の戦績から狙い馬を定めるのは困難で2歳戦重賞はG1以外パスの人はパスも良い(私自身はそうしている)。

人気になっている馬が注目馬と言うよりは押し出された人気になっていることも多いので、穴頭ならそういった馬は切るような思い切った馬券購入をしたいところ。

近年は育成環境も前倒しになってきており、このころの2歳重賞線からしっかり競馬を覚えている優等生が増えてきている。そうなった場合は東京コース向きの強い注目血統馬が順当に力を出しやすい。