阪神競馬場の住所は「兵庫県宝塚市駒の町1-1」となっており、最寄り駅は阪急電車今津線「仁川駅」です。その為「仁川」という愛称で呼ばれています。2006年の改修以降外回りコースが新設され大きく変貌を遂げた競馬場ともいえます。そこからG1レースも増えるようになります。
それでは阪神競馬場のコースを紹介していきましょう。
主な特徴
- 右回りコース
- 最後の直線の急な上り坂(高低差は1.9m程度)
- 2006年に外回りコース新設で、競馬自体が実力勝負に変わった。右回りコースで日本最大に
- 芝コースはA、Bコースまで、4mずつ内ラチが移動する
- ダートコースは3~4コーナーにかけてスパイラルカーブ
- 完全な楕円形ではなく、3コーナーに向けて奥の方へ向かっている
より詳しく特徴などを見ていく。それぞれの距離別のコース特徴は別ページにて紹介
阪神競馬場にて行われる発走距離
- 芝1,200m(内)
- 芝1,400m(内・外)
- 芝1,600m(外)
- 芝1,800m(外)
- 芝2,000m(内)
- 芝2,200m(内)
- 芝2,400m(外)
- 芝2,600m(外)
- 芝3,000m(内)
- 芝3,200m(内・外)
- ダート1,200m
- ダート1,400m
- ダート1,800m
- ダート2,000m
- ダート2,600m
阪神競馬場のコース特徴や傾向分析
阪神競馬場の一番の特徴は「ゴール前の急坂」になる。高低差はダートで1.6m、芝で1.9mと数字上だとあまり感じられないかもしれないが、最後のしんどいところで100mちょっとを一気に駆け上がることになり、バテた馬はピタッと脚が止まりやすい。
また、最後の急坂の上りを除くと、全体を通して緩やかに下っていて特に3コーナーから4コーナ後、直線にかけては下りなのでオーバーペースになりやすく、そこがバテる馬が増える要素となっている。
ポイントとしては逃げ一辺倒で勝てていた馬が、阪神競馬場では力のある馬に差されてしまう事例が多いというところだろうか?逆に言えば阪神で逃げて粘った馬は、スタミナもあるといえる。
阪神競馬場の開催時期
- 2月末~4月中旬(1回~2回)
- 6月(3回)
- 9月頃(4回)
- 12月~年末(5回)
全5回開催。開催日数は40日を少し超える程度。春競馬は桜の咲く季節になり春本番で桜花賞を迎える。その後、京都競馬に1開催移って、クラシック戦線のG1レースをこなしてから6月に阪神開催に戻り最後に宝塚記念というグランプリレースで占める。夏競馬が終わった後の秋開催も阪神競馬場で9月ごろ秋競馬スタートとなる。再び京都競馬に開催を移してから年末には、2歳馬のG1レースが行われる会場となる。
阪神競馬場で実施される重賞競走
- 阪急杯(G3) 4歳以上、芝1,400m
- チューリップ賞(G3) 3歳牝馬、芝1,600m
- 阪神スプリングジャンプ(J.G2) 4歳以上、障害3,900m
- フィリーズレビュー(G2) 3歳牝馬、芝1,400m
- 阪神大賞典(G2) 4歳以上、芝3,000m
- 大阪杯(G1) 4歳以上、芝2,000m
- 阪神牝馬ステークス(G2) 4歳以上牝馬、芝1,600m
- 桜花賞(G1) 3歳牝馬、芝1,600m
- アンタレスステークス(G3) 4歳以上、ダート1,800m
- 鳴尾記念(G3) 3歳以上、芝2,000m
- マーメイドステークス(G3) 3歳以上牝馬、芝2,000m
- 宝塚記念(G1) 3歳以上、芝2,200m
- セントウルステークス(G2) 3歳以上、芝1,200m
- 阪神ジャンプステークス(J.G3) 3歳以上、障害3,140m
- ローズステークス(G2) 3歳牝馬、芝1,800m
- 神戸新聞杯(G2) 3歳牡馬牝馬、芝2,400m
- シリウスステークス(G3) 3歳以上、ダート2,000m
- チャレンジカップ(G3) 3歳以上、芝2,000m
- 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 2歳牝馬、芝1,600m
- 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 2歳牝馬牡馬、芝1,600m
- 阪神カップ(G2) 3歳以上、芝1,400m