2020年8月1週目の一口出資馬の結果です。8月最初の週は出資馬から2頭の登場でした。2頭とも穴馬的に注目していましたが、シルバースミスは人気より走って、ミスティネイルは中央復帰の壁を感じたところです。
振り返ってみましょう。
シルバースミス 3歳以上1勝クラス（出雲崎特別） 新潟芝2000m
結果的に7番人気で3着に粘り込んだことで馬券で複勝圏内に入りましたね。これで1勝クラスで2連続3着ということで、このクラスで上位争いできる能力は感じさせます。
外枠の偶数枠を取ったシルバースミスはスムーズなスタートから大きな馬体を活かして先手を取ります。この馬は大型でストライドも大きいですので、枠順は外のほうが良いかもしれません。また今回の新潟のように直線部分が多い競馬場は得意としてそうです。いわゆるストライド走法の馬ですね。
絶好位のポツンと1頭3番手を追走。やや楽な手得ごたえで抑えながら追走できました。
直線半ばでは先頭に立つシーンも有りましたが、後方から来ているアリストテレスとは脚色が違いましたので勝てなかったのは仕方のないところです。最後にはクビ差2着馬にも負けています。
勝つためには直線に入ってから、もう1弾ギアが欲しいところですが、先行するのに脚を使っているわけですし、先行馬の中では勝っているわけで、後方馬の追撃さえ振り切れば勝つ可能性もありそうです。
なお、クラブレポートでは問題なければ続戦予定とのことで、再び新潟の芝1800～2000ｍで出てきてメンバー構成次第では今度は人気しそうですね。1勝クラスですと1ヶ月後の9月5日に芝1800mの牝馬限定戦が組まれていますね。8月22日では芝1600m外もあります。次は牝馬限定戦で勝ちを狙ってくるかもしれません。
今回は除外や輸送の影響がなく力を出せたのが大きな収穫でしょう。力上位は証明できたので、しっかり走って勝ち負けを演じて欲しいですね。
ミスティネイル 3歳以上1勝クラス 札幌ダート1700m
ミスティネイルはタイムオーバーの惨敗でした。もうちょっとやれると思っていましたが、3コーナーあたりでペースアップについていけずという苦しい結果だったと思います。そしてタイムオーバーは痛いですね。
スタートから1コーナーの入りは地方競馬で鍛えた先行力が活きていました。
2コーナーの入りではまだ先団ではあるものの、すでにペースアップに付いていくのはきつそうな走りに見えました。
1000mを過ぎた辺りでは他の馬のペースについていけずズルズルと後退。ちょっこ故障じゃないか？と感じるぐらい怪しい走りです。バテたというか馬の走る気も感じないレベルでした。
4コーナーでは最後方にいました。結果的にレースをやめたような馬を抜いたぐらいなので最下位凡走レベルという結果です。タイムオーバーですので1ヶ月出走が出来ません。1勝クラスでやれることがわかれば札幌で続戦しようと考えていたでしょうし、この現実は苦しいですね。洋芝も試してみたかったと思いますが、このレベルの負けは地方再転厩の方が現実的に映るかもしれません。
まぁ、でもよく中央復帰してくれた馬ですので高望みしなくてもよく頑張っていると思います。師も稽古の間隔からみてもこのクラスでやれると思っているようですし、もう少し勝負を賭けてくるでしょう。芝を早くも試す展開はあるかもしれません。鍛えながらいくつかのパターンを試して、それでも全く結果が出なかったら南関東で走れることは分かっているわけですし、安心して見ていられます。
