2020年11月1週目の一口出資馬の結果です。天皇賞秋ではアーモンドアイがG1８勝クラブ馬の活躍は嬉しいですね。ルメール騎手でも泣くほどプレッシャーがあるのだと思いました。やはり競馬で一つ勝つのは本当に難しいことです。
アースライザー 3歳上１勝クラス 福島ダート1700m
アースライザーは一発あると思っていましたが、山田騎手に戻って一発回答でした。当日、山田騎手は３勝という大活躍。その一頭にアースライザーも入ってくれました。
大外枠に入ったことでレースが難しくなると思っていましたが、ほぼ勝つならこれしかないという神騎乗だったと思います。道中は無理のない形で押し上げて４コーナーも距離損にならないように内をするすると伸ばしていました。
レース後のコメントからは「ハミを抜く癖」など馬のことを知っているコメントも見受けられます。癖を掴んでうまく走らせてくれるのは嬉しいですね。
直線のデッドヒートは完璧でしたね。前を行く同じ勝負服の岡田牧雄さんの馬を抜いて、強襲のシルバーエースもハナ差で振り切り、ゴール番前ぴったりで勝ちました。
それにしてもこの馬は８月になるまではスリーアウトやタイム差などを考えると、この時点で２勝クラスになるとは思っていませんでした。思い返すと、ここまで来れば逆にダート１周戦が使えるというのはかなりのメリットです。
今後もチャリンチャリンと走って稼いでくれれば、馬主冥利に尽きる馬になりますね。
騙馬になってから能力が出てくるまで１年以上掛かるような気がします。逆に騙馬になったことで筋肉が固くならず長くレースが出来るなら今後も楽しみな馬だと思います。
正直、この勝利は一口馬主でチョイスする馬はこういった馬が最適ではないか？と再び今の募集をどうするか悩んでいます。
スーパーフェイバー 2歳未勝利 福島ダート1700m
スーパーフェイバーは５着の掲示板と大前進しました。新馬戦の動きを考えれば、２層目の上積みをしっかりチェックできたのは大きいです。
新馬戦では最後方をついて行っただけですが、今回は道中での追い上げも見られて最後の直線でもバテている雰囲気はありませんでした。
毎回言われていますが、「幼さがある」「前向きさがない」状況ではありますが、レースで使いつつ理解しているのであれば将来まだ戦えそうです。正直レースで映像を見ていても馬体を持て余すような緩やかな走りに見えます。走り方もアンバランスで幼児がスキップしているような印象です。
矢作先生の評価も「経験を重ねつつ、さらに上向く」と話しておりますので、短期放牧を挟むようですが、権利のあるうちに早めに次のレースを使いそうです。たくさん矢作先生に使ってもらえるように、ここから後進することなく毎回権利取りぐらいの結果を残すような走りで上昇していって欲しいですね。
次走に向けては直前の調教時計に上向き気配が感じられるかは要チェックですね。今回はメンバー構成に恵まれていたところもありました。ただ、未勝利クラスの脱出見込みを感じられたのは良かったと思います。
アンカシャムローグ ２歳未勝利 京都ダート1200m
新馬戦から３連続戦となったアンカシャムローグくんは４コーナーから超逆噴射の最下位という結果に・・・。これは酷いですね。北村友一騎手の「ダート1200mがいいんじゃないの？次も乗らしてください」発言からこのレース選択ですが、当の北村騎手は天皇賞秋のクロノジェネシスで乗れず、こちらは残念な敗戦です。
前向きな見方をするとこれでダートは駄目だとわかりました。今回ばかりは調教師からもお詫びのコメントが見られています。体力不足？も含めて立て直しとなるでしょう。今後は芝の短いところで未勝利脱出の活路を見出すことになりそうです。
正直、一口で持っているみなさんですと適正は芝の短いところでと思っているでしょう。血統背景や全兄の走りを見ても理解できます。今回、そこに反して使ってみる（試してみる）というのは別に可能性を見るのはわかりますが、もっと先に試してみる事なり馬の鍛え直しなどはあったのではないかと思います。
脚元不安を伝えながらもむやみに試してみる臨戦過程も解せません。個人的には松下先生はカラクレナイやレシステンシアのイメージがあるかと思いますが、芝の短いところは得意だと思いますので、アンカシャムローグも得意路線で勝ち抜けをまずは狙って欲しいですね。
追記）中央ではありませんが、未勝利脱出できず金沢競馬転籍となったブレイヴサウンドが日曜日に初戦を迎えました。無事に勝利で終えていて、本調子と言えない中、力を発揮したようですのでこのままうまく中央復帰まできて欲しいですね。中央でもダートの短いところ専門で力を見せて欲しいです。
