夏の小倉競馬を代表する重賞レース。歴史も古く創設は1965年。一時期は別定重量戦だったが2000年からハンデキャップ競走となり荒れる重賞としても親しまれている。
2006年から始まっている「サマー2000シリーズ」の第3戦に指定。
小倉競馬場芝2000mで争われる。スタート位置が引き込み線で、スタートからの直線部分が長い。
小倉記念の基礎データ
グレード | GⅢ |
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賞金 | 41,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系3歳以上 (国際)(特指) ハンデ |
コース条件 | 2000m 芝・右 |
小倉記念のコースの特徴
小倉競馬場・芝2000mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
小倉競馬場は最後の直線が短く平坦なので、基本的には前有利となるが、このコースはちょうどぴったり差しがハマったりもするので前残りの人気を加味すると、一概に逃げ馬・先行馬は美味しくなく過剰人気になりやすい傾向。
後述するが、スタートしてからの大きなペースアップが注目ポイントで他のコースを見てもあまりないようなラップタイムを刻む。また、年にとって全然ラップタイムが異なるのでペースが読みづらい重賞レース。
青写真を描いたようなレースになりにくいと考えたく、その結果から大荒れを導いている印象。
小倉記念の過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)
小倉記念の過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
特徴的なスタート後の大きな山、その後はだらだらとペースアップする持久力勝負となる。他のコースにはあまり表れないラップを刻むことからペースを読む人にとっては難しいレース。
メンバー構成や騎手の判断によって大きく展開が変わるので、もうこれはオッズ見て美味しい穴馬を探したほうが良いかも知れない。
小倉記念のクワドラント適性
小倉記念の馬券考察、予想対策
荒れた結果が多い小倉記念。前走までの結果があまりリンクしてないので、オッズはあまり気にせずに挑んだほうが良い。また脚質やコース適性などもあまり当てにならず、逃げ馬も苦しく、追い込み馬も当然苦しい結果。ゴール前で横一線のコンマ数秒で入れ替わるレースになりやすい。
ここに出てくる馬はある程度、適性を考えて出走させるので小回りの小倉が得意と思われている馬が多くなる。気持ちよく逃げたら逃げ切るような馬が何頭か出てきて穴人気していたら、逆に危険。また追い込み脚質で届かないと思われている馬は、人気が落ちていたら逆に面白いところ。
とことん過剰人気されている要素はないか確認したい。
自信がないことからあまりたくさん点数を買ってしまうと無駄な馬券になりやすいので、こういうレースこそ外れたら仕方のない気持ちで、思ったほど人気してない馬を3~4頭ぐらいまでのボックス買いにしたい。もしくは玉砕覚悟で人気薄の注目馬を軸にしてみるのも馬券戦略として良い。その代わり、外れても反省はすれど後悔はしないこと。
ローカル場で勝ち星を積み重ねているややベテラン騎手の騎乗がうまく、人気薄の馬を持ってくる可能性がある。(例:逃げの幸騎手やこういった舞台に強い和田竜二騎手など。)