2009年に新設されたダート重賞。新しいので馴染みがない人も多い。夏競馬で3歳限定、そしてダート戦という3歳のダート適性馬に向けて作られた重賞。3歳のダート路線は6月の東京競馬場で行われるユニコーンステークス程度なので、2勝馬であったり、地方競馬のJpnIなどを戦ってきた馬で夏競馬で重賞取ろうという馬が多い。
徐々にではあるが、ダート路線で活躍を目指して育成されている馬も増えてきている印象。
競走名の「レパード(Leopard)」は豹またはイギリス国王の紋章である盾の脇に描かれている獅子を表しているとのこと。3歳ダート路線の重賞をユニコーンとレパードで統一することで重賞名をかっこよく仕上げている。
右にユニコーン。左にレパード。獅子なのでライオンと言われることが多いが、ライオンステークスよりもレパードステークスの方がかっこいいという重賞名を名付けた人の配慮だろう。
新潟競馬場ダート1800mで争われる。直線部分が長いダートコースでスピードが出やすい。
レパードステークスの基礎データ
グレード | GⅢ |
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賞金 | 40,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系3歳 (国際)(指定) 馬齢 |
コース条件 | 1800m ダート・左 |
レパードステークスのコースの特徴
新潟競馬場・ダート1800mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
新潟競馬場は直線1000mに象徴されるように、直線部分が多いコース。その代わりコーナーが小さく急となる。ダート1800mはダートの1周コースだが、他場に比べてコーナー部分での減速が激しくタイムが出にくい。
スタートから最初のコーナーまでは距離が十分あるが、コーナーが来るとコーナリングで減速著しいので、そこまでにいい位置でのポジション確保になる。出足がない馬はポジション取りが難しいので苦戦。あまり後方になるとどこかのポイントで脚を使って前に出ないといけないので苦しい。
コーナーが急なので2度のカーブでは、自然を息をつく瞬間があるのが特徴。スタートからスムーズに出て、向こう正面で少しピッチが上がり、またコーナーでゆっくり付いていければ最後の直線でもバテずにレースになる。
スタート後の出足が押さなくても先行集団にピタリと付ける馬に展開が恵まれる。
レパードステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)
レパードステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
全体的に平均よりもペースが速くなる。3歳馬限定ながら重賞レベルの能力の高い馬がレースをしていると感じ取られる。そのため、一定以上のダートでの結果が出せる馬であることが第一条件。
後は最後の直線がそれなりにあるが、前の馬もコーナーで一瞬息をつくポイントがあるので、直線の脚だけでは前の馬に追いつくことができない。
レパードステークスのクワドラント適性
レパードステークスの馬券考察、予想対策
夏競馬の3歳馬限定、ダート限定とつくとなんだか荒れそうな雰囲気も感じるが、コース的にしっかりと能力が発揮できるコースなので固い決着が多い。最後の直線が多少長いが、コーナーが急なせいか、4コーナーまでに押し上げることが難しい。
そういったことから。先行馬がいいポジションで楽な競馬がしやすい印象。
枠順の有利不利はほとんど感じられない。ただ、内枠でも外枠でも後方に下げることになった馬は相当しんどい競馬になる。スタート出遅れは予測できないことから、このあたりが予想しづらいところ。
あのゲートを出ないことで有名なテイエムアンムートが出走した重賞レースでもある。
新潟ダート1800mの重賞レースはこれ一つしかなく、盛夏の重賞レースとなるため馬の体調にとっても過酷なレースと言える。そんな中、スタートからゴリゴリ押して前目ポジションをキープできるようなタフな馬を選びたい。
個人的には盲目的に逃げ馬はとりあえず買っておきたいぐらい先行馬有利な印象。