京都競馬場・芝2400mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。京都競馬場の芝2400mは外回りコースを利用します。

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京都芝2400mのスタート地点は4コーナーの奥のポケットからです。そこから1コーナー(最初のコーナー)までの長さは597.3mとなっています。2200mよりも最初の直線が200m長いことからホームストレッチでほぼ隊列が決定します。

その結果2200mよりも2コーナー付近まで掛かる馬が少なく、ややゆったりしたペースになります。距離が長いスタミナ勝負になる割には京都2200mより逃げ馬の勝つ確率が高くなります。

コースの要素的にゆったりしたペースで、4コーナーで直線に向いてからのキレ脚勝負です。

京都競馬場 2400m 芝・右外の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離597.30m
ゴール前直線距離404.00m
ゴール前直線坂平坦
直線部分合計約1539m
コーナー部分合計約861m
コーナーの数4個
コーナータイプ(3~4コーナー)大回り膨らみ形状
コーナーのR130
高低差4.3m
芝の種類オーバーシード
フルゲート18頭
幅員28.0m

このコースを利用する重賞レース

  • 日経新春杯 (GⅡ)  サラ系4歳以上 ハンデ 賞金57,000,000円
  • 京都大賞典 (GⅡ)  サラ系3歳以上 別定 賞金67,000,000円
  • 京都競馬場・芝2400mコースのラップタイム・データ分析

    コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

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    ※データは2018年9月に過去10年間から取得したもの。

    ※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

    京都芝2400mの高低図

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    京都芝2400mのラップタイムグラフ

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    京都芝2400mの速度変化グラフ

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    判定「やや瞬発戦」:後半のペースアップの山が大きめでロングスパート4F勝負

    京都2200mとほぼ同じようなラップを刻むが、よく比較すると後半4Fの山はこちらの方が小さめ。それを考えると距離の長い2,400mの方が瞬発力がでなくなる印象。

    先行争いが落ち着くことから、前に行った馬がペースの主導権を握りやすい印象。200mの距離の違いが出ているのはこの部分なので、やや前有利、加速力が削られるとみたい。

    京都競馬場 2400m 芝・右外のクワドラント適性

    クワドラント適性:Tタイプ
    末脚比べが加速するコース。2200mよりも前半のペースが緩みやすい。そのため、ヨーイドンからのトップスピードに乗っての速さも重要。淀の長距離戦は微妙なペースの駆け引きが起きやすい。

    京都競馬場・芝2400mコースの特徴とレース傾向と攻略法

    レースの番組上、上のクラスで京都2400mを使うことが多いです。ですので距離適性や血統などでこのクラスで戦える馬が勝つことが多く、ディープインパクト産駒系の長距離で切れ脚が鋭い馬がいい結果を残します。

    長距離ながらスタミナタイプよりも切れのスピード重視で検討したほうがいいかもしれません。馬券に関しても上がり3ハロンのいい馬が結果を残しやすいです。

    面白いデータとしては脚質で、どのコースも逃げや先行馬の期待値が高いのですが、このコースでは先行馬よりも中団の馬の方が期待値的に良いデータがでています。4コーナーまでじっくり貯めて馬群から鋭い末脚を使える馬に分がありそうです。

    騎手で見ますと芝2200mでは外国人騎手が期待値高かったのですが、こちらは関西のよく知れた騎手(武豊など)が良かったりします。これに関してはたまたまの偏りかもしれませんが、理由を探って見る価値はありそうです。概ね、ペース配分がうまくじっくり乗れる騎手に軍配が上がっています。

    [その他の距離・トラック別特徴]

    1200m 1400m 1600m 1800m 2000m
    2200m 2400m 3000m 3200m
    ダート 1200m 1400m 1800m 1900m