札幌競馬場の住所は「北海道札幌市中央区北16条西16丁目1−1」となっており、最寄り駅はJR桑園駅から徒歩10分の他、札幌市営地下鉄東西線二十四軒駅から徒歩約15分です。いずれも開催日には無料送迎バスが運行しています。
JR札幌駅の中心地から北海道大学を超えた奥ですので、頑張る人は札幌駅中心部から歩く人もいるかも知れません。他の競馬場に比べれば中心地に近いのは、土地の広い北海道ならではですね。
それでは札幌競馬場のコースを紹介していきましょう。
主な特徴
- 右回りコース
- 最後の直線は函館競馬場と短く、かなり短い
- 平坦コース(芝高低差0.7m、ダート高低差0.9m)
- コーナーが大きく緩やかなため、全体的に曲線部分が多い
- 芝は洋芝でパワーが必要、さらに痛みやすいので毎週馬場の変化に注意
- ダートは小回りで、平坦ということで先行力のあるタイプが止まらないこと多い
より詳しく特徴などを見ていく。それぞれの距離別のコース特徴は別ページにて紹介
札幌競馬場にて行われる発走距離
札幌競馬場のコース特徴や傾向分析
札幌競馬場の大きな特徴の一つがコーナー部分が多いということ。競馬場は基本的には直線部分とコーナー部分を合わせた楕円形状だが、札幌競馬場はより円形に近い。一般的に考えれば円形のコースで同じスピードの馬が走れば内側が有利、それは緩やかながら過去数年の連対率の傾向を見ても分かる。ただ、回収率となれば判断が難しく、内枠有利は周知の事実だと考えたい。
その他にも「平坦」「洋芝」「最後の直線が短い」といった独自の特徴があり、パワーで押し切る先行馬タイプが強い競馬場、夏開催しかないため多くの馬が場代わりで出走するため適正を見極めて狙い馬を定めたいところ。ミスプロ系などの状況がいいのは分かりやすいですね。
また2回連続開催(6週)だが、洋芝なので痛みやすく芝の荒れの変化には注意が必要、函館競馬のように梅雨の季節にはならないが開催日に雨が降っていると一気に馬場が悪くなる。開催が進むに連れて狙い場に変化をつけていきたい。
札幌競馬場の開催時期
- 7月末~9月頭(1回~2回)
全2回開催。開催日数は12日。夏の北海道シリーズの後半となり函館→札幌と開催が続けて行われる。裏開催も新潟と小倉競馬場でローカル場なため、この札幌競馬場が各ジョッキーの主戦場になる可能性も。早熟タイプの2歳馬の重賞戦もあり、若駒たちのレースでも盛り上がりを見せる。この開催が終われば再び中央4場の秋競馬本格シーズンが始まる。
札幌競馬場で実施される重賞競走
- クイーンステークス(G3) 3歳以上牝馬、芝1,800m
- エルムステークス(G3) 3歳以上、ダート1,700m
- 札幌記念(G2) 3歳以上、芝2,000m
- キーンランドカップ(G3) 3歳以上、芝1,200m
- 札幌2歳ステークス(G3) 2歳、芝1,800m