新潟競馬場・芝2400mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。新潟競馬場芝2400mは内回りコースを利用します。これ以上の長い距離も設定があるのですが、ここ最近ではこのコースが新潟競馬場の芝の最長距離です。
芝2400mですが内回りコースです。ここが芝2200と同じくチグハグな形状を産んでいます。スタートは4コーナーの外回りコースよりも奥になります。そこから最初のコーナーまで長い836.4mを走り馬場を一周して、ゴールまで迎えます。ゴール前の直線は内回りなので359mと短いです。内回りを最後は回ってくるのでスタートしてから急いで縄みたいなのを外す作業員が見れます。
こちらも芝2200mと同様内枠が有利と出ています。ただ、レースの試行回数自体が少なく最初の直線がこれだけ長いとあまり枠順の有利不利は考えづらいです。もちろんコーナーを4つ回りますので、外側が距離ロスも起きそうですが、コーナーリングまでに内に入ることは可能といえます。
血統面を見ると芝の長距離血統産駒(ステイゴールドなど)が圧倒的に強く、切れよりもスタミナを要するコースと言えます。レースは最初の正面の直線はゆったりと進み1コーナーではやや長い隊列で内側をどの馬も通ります。向正面中間あたりからやや騒がしくなり、3コーナー付近で馬群が詰まる展開です。
その為、直線のキレ脚よりも3コーナー辺りからおってもバテない脚を使えるスタミナのある長距離血統が有利に感じます。
新潟競馬場 2400m 芝・左の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 836.40m |
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ゴール前直線距離 | 359.00m |
ゴール前直線坂 | 平坦 |
直線部分合計 | 約1608m |
コーナー部分合計 | 約792m |
コーナーの数 | 4個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 普通 |
コーナーのR | 124 |
高低差 | 0.7m |
芝の種類 | 野芝 |
フルゲート | 18頭 |
幅員 | 25.0m |
このコースを利用する重賞レース
このコースを利用する重賞レースはありません。新潟競馬場・芝2400mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2020年7月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
新潟芝2400mの高低図
新潟2400mのラップタイムグラフ
新潟芝2400mの速度変化グラフ
判定「標準戦」:芝2200mに近いが、それよりも標準戦に近づく
長距離ながら最後のペースの上り具合が緩やかというのもあり、スタミナ血統が台頭しやすいコースです。同じ左回りコースでも東京競馬場とは雰囲気は異なります。
東京競馬場の芝2400mのように本格的な瞬発力と能力は要らないかもしれませんが、長距離で直線もそこそこですので一筋縄では行きません。やはりそれなりの長距離適性が必要とはなってきます。
新潟競馬場 2400m 芝・左のクワドラント適性
新潟競馬場・芝2400mコースの特徴とレース傾向と攻略法
このコースは長距離血統を意識したいですが、普通に出ている馬たちがどれも長距離血統だったりするので、それだけでは馬券が絞れません。次に意識したいのが、やはり前走までの戦ってきたレースです。
中央4場でそれなりに戦ってきた馬と、ローカル線で好走を見せた馬がいますが、やはり中央4場の戦いのほうが強い馬がいますので、そこで好走しているのは価値があります。そういった馬が人気を落としていれば買いやすいでしょう。
スタミナ消耗戦でもあるので、前走より間隔が空いている方が良い可能性もあります。休み明けでも動ける実力馬なら人気を落としているので、買いかもしれません。
芝 | 1000m | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m |
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2000m(内) | 2000m(外) | 2200m | 2400m | ||
ダート | 1200m | 1800m |