新潟競馬場・芝1000mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。新潟競馬場の芝1000mは中央競馬出走レースの唯一の直線のみのコースです。
スタート地点は4コーナーの奥からになります。コーナリングがまったくなく、言ってしまえば最後の直線が1000mと言うコースになります。
さて、こうなるとコーナーワークがない為、特に枠順の有利不利がなさそうに思いますが、外枠のほうが勝率も連対率も高いものになっている傾向があります。理由としては基本的にどのレースも競馬場の円の内ラチ沿いを通ってレースをしますので内側から馬場が荒れてきます。その為、外側のほうが走りやすい馬場なため単純に外枠有利ということでしょう。外枠有利の傾向は開催が進むにつれてより顕著になりますので馬場の状態は気にしたいところです。
これは実際のレース映像を見るとわかると思いますが、新潟の芝1000mは外ラチ沿いに追尾型のカメラが付いていますが、かなり馬がカメラに接近して走っている迫力あるレースが見れます。
後はレース自体が最初から最後まで追い合いですので、結構馬がフラフラしやすい傾向もあります。大外よりも大外を見ながら走る馬がレースを運びやういというのもあるので外から5~6頭目ぐらいまでは好走しやすいですね。
逆に内から4頭目ぐらいの枠順に入ってしまうと短い距離で斜めに走らないといけない距離損があるので苦戦します。
新潟競馬場 1000m 芝・直の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 1000.00m |
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ゴール前直線距離 | 1000.00m |
ゴール前直線坂 | 平坦 |
直線部分合計 | 約1000m |
コーナー部分合計 | 約0m |
コーナーの数 | 0個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | なし |
コーナーのR | 124 |
高低差 | 1.0m |
芝の種類 | 野芝 |
フルゲート | 18頭 |
幅員 | 25.0m |
このコースを利用する重賞レース
新潟競馬場・芝1000mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2020年7月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
新潟芝1000mの高低図
新潟1000mのラップタイムグラフ
新潟芝1000mの速度変化グラフ
判定「やや消耗戦」:2F目には全コース上で最高速度まで到達するレベル
ラップの質としては最終1Fがやや全力疾走できないのを証明している状況だが、消耗戦とも言いづらい。もちろん瞬発力は必要なく、速いスピードを長く保てるタイプが有利。
コーナーがないため時計も非常に早くとにかく時計が出せるスピードタイプの馬が有利。
新潟競馬場 1000m 芝・直のクワドラント適性
新潟競馬場・芝1000mコースの特徴とレース傾向と攻略法
まずかなり外有利であることは間違いないので、枠順で馬券が買えてしまいます。同時に内ラチ沿いの馬場状態も気にしておきたいところです。スタートダッシュの良い馬がそのまま残る紛れの少ないレースでもあるので、単純に短距離血統でスタート良し、テンの脚良しの馬が対象になります。
脚質では追込は殆ど決まりません。ペースも基本的にはハイペースで下りと平坦しかないタイムが出るコースです。とにかくスピードのいい馬が勝つイメージでタイム比較、スピード指数などが活きてくるコースでしょう。
芝 | 1000m | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m |
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2000m(内) | 2000m(外) | 2200m | 2400m | ||
ダート | 1200m | 1800m |