京都競馬場の住所は「京都府京都市伏見区葭島渡場島町32」となっており、最寄り駅は京阪電鉄「淀駅」です。淀川のほとりにあり、駅も淀駅ですので京都は「淀」と呼ばれたりします。なお阪急では「西山天王山駅」、JRでは「山崎駅」から京都競馬開催時のみ臨時バスを運行しています。
それでは京都競馬場のコースを紹介していきましょう。
主な特徴
- 右回りコース
- 3コーナー中間にかけて上り坂で4コーナーでへ下りになる、直線はほぼ平坦
- 芝は内回りと外回りの差が短く、その為、外回りのカーブがやや急で内回りはタイトだが外回りも同様
- 芝コースはA-Dコースまで、3mずつ内ラチが移動する
- ダートコースの広さは東京競馬場に次ぐ2番めの大きさながら直線は阪神より短い
- 外回りは4コーナーへ向けて下りなので外に膨れやすく、内が空くところを狙う騎手も多い
より詳しく特徴などを見ていく。それぞれの距離別のコース特徴は別ページにて紹介
京都競馬場にて行われる発走距離
- 芝1,100m(内)
- 芝1,200m(内)
- 芝1,400m(内・外)
- 芝1,600m(内・外)
- 芝1,800m(外)
- 芝2,000m(内・外)
- 芝2,200m(外)
- 芝2,400m(外)
- 芝3,000m(外)
- 芝3,200m(外)
- ダート1,000m
- ダート1,100m
- ダート1,200m
- ダート1,400m
- ダート1,800m
- ダート1,900m
- ダート2,600m
京都競馬場のコース特徴や傾向分析
京都競馬場の一番の特徴は名物「3コーナーの坂」になる。坂の高低差は外回りコースで4.3m、内回りコースで3.1m、ダートコース3mと見た目にも分かる坂になっている。3コーナーへ向けて昇りで4コーナーにかけて下っていくため、「ゆっくり上り、ゆっくり下がれ」などと言われた。
3コーナーの坂が気になるところだが、直線に目を向けるとほぼ平坦となっていて、同じ関西での開催の阪神競馬場(ゴール前の急坂)と変わった様相がある点がポイント。同じ距離でも違った楽しみや逆転劇が生まれる要素になっている。
京都競馬場の開催時期
- 1月頭~2月下旬(1回~2回)
- 4月下旬~5月末(3回)
- 10月初旬~11月末(4~5回)
全5回開催。開催日数は40日を少し超える程度。例年年始めの金杯からスタート。2月下旬までクラシック戦線に向けた重賞レースなどが組まれる。4月末からの開催は春競馬本番で、天皇賞春のG1開催やダービーなどの裏開催が行われる。10月からの秋開催では競馬シーズン本番を迎え、秋華賞、菊花賞、エリザベス女王杯、マイルチャンピョンシップと4つのG1競走が京都競馬場で開催される。
京都競馬場で実施される重賞競走
- 京都金杯(G3) 4歳以上、芝1,600m
- シンザン記念(G3) 3歳、芝1,600m
- 日経新春杯(G2) 4歳以上、芝2,400m
- シルクロードステークス 4歳以上、芝1,200m
- きさらぎ賞(G3) 3歳、芝1,800m
- 京都記念(G2) 4歳以上、芝2,200m
- 京都牝馬ステークス(G3) 4歳以上牝馬、芝1,400m
- マイラーズカップ(G2) 4歳以上、芝1,600m
- 天皇賞(春)(G1) 4歳以上、芝3,200m
- 京都新聞杯(G2) 3歳、芝2,200m
- 平安ステークス(G3) 4歳以上、ダート1,900m
- 京都ハイジャンプ(J.G2) 4歳以上、障害3,930m
- 京都大賞典(G2) 3歳以上、芝2,400m
- 秋華賞(G1) 3歳牝馬、芝2,000m
- 菊花賞(G1) 3歳牡馬牝馬、芝3,000m
- スワンステークス(G2) 3歳以上、芝1,400m
- ファンタジーステークス(G3) 2歳牝馬 芝1,400m
- みやこステークス(G3) 3歳以上、ダート1,800m
- 京都ジャンプステークス(J.G3) 3歳以上、障害3,170m
- デイリー杯2歳ステークス(G2) 2歳、芝1,600m
- エリザベス女王杯(G1) 3歳以上牝馬、芝2,200m
- マイルチャンピオンシップ(G1) 3歳以上、芝1,600m
- 京都2歳ステークス(G3) 2歳、芝2,000m
- 京阪杯(G3) 3歳以上、芝1,200m