現在の2歳重賞戦となったのは2014年から、2014年は「いちょうステークス」という名称だったが、2015年から「サウジアラビアロイヤルカップ」として改称。重賞競走の中ではかなり歴史が浅い2歳戦。

なお重賞競走になる前は「いちょうステークス」の名称でオープン特別戦だった。

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東京競馬場芝1,600mで争われる。まだまだ若い2歳馬が厳しいコースを走ることになる。前半の直線は走りやすいので競馬を覚えていない馬たちを上手に制御させるジョッキー達という印象。

広い競馬場で実力が発揮されやすいので、このレースの時点での完成度が問われやすい。さらにここで強ければ2歳G1戦での活躍も期待できる。

サウジアラビアロイヤルカップの基礎データ

グレードGⅢ
賞金

33,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系2歳 (国際)(特指) 馬齢
コース条件1600m 芝・左

サウジアラビアロイヤルカップのコースの特徴

東京競馬場・芝1600mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

スタートから最初の3コーナーまでが長く先行争いは起きにくいが、直線で走りやすいためオーバーペースになりやすい。さらに2歳戦となると競馬を覚えていないため、それが顕著。まっすぐ走れない馬もいる。

芝1,600m戦でもかなりタフなコースという印象で広いコースを4コーナーまで早めのペースで走りながら最後にも一伸びできる実力のある馬が強い。

枠順の有利不利では、若干外枠のほうがレースがしやすい印象。内枠の馬はスムーズな競馬ができない可能性が高まる。

サウジアラビアロイヤルカップの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)

サウジアラビアロイヤルカップの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

※2015年からがサウジアラビアロイヤルカップとなっており、それより過去の結果は富士ステークス(3歳以上)なので異なります。

やはり2歳の重賞線は2F目、スタート後の直線でオーバーペースになりやすい印象。若駒たちにはかなりタフなレースとなり、レース時点での完成度が問われやすい

タフなレースにも耐えられる仕上がりのいい馬が好走する。体力不足の馬の逆転は難しい。

サウジアラビアロイヤルカップのクワドラント適性

クワドラント適性:OTタイプ
東京のマイル戦はマイル戦の中でもタフな戦いになる。そんな中、2歳重賞戦では前半抑えるのに必至。直線向いてからのギアチェンジが必要なので、競争時点での完成度が大きく問われる。能力が高くないと勝てないコース。話題の馬が調子良く乗り込んできたら素直に従いたい。

サウジアラビアロイヤルカップの馬券考察、予想対策

基本的に仕上がりの早い注目馬が実力の差を見せつけることが多いレース。オッズ的にも固い決着が多い。タフなコースですので前走までに1600m以上を走ったことがない馬や、他場で1600mだと終いの脚が少し緩くなっているなら体力不足の懸念があります。

距離が伸びて良いタイプ以外は距離延長馬は苦しそうです。

1~4番人気ぐらいの現時点でしっかりとした競馬ができそうな馬で馬連一点で仕留めるぐらいの気持ちが欲しい。どちらかというと過去の競走では上がり3F最速で勝ち上がってきた馬を狙いたい。

2歳戦ということで評判馬がしかりとしたローテで調整してきたら実力の差を発揮して勝つということが多いレース。