1947年に創設。日本競馬初の三冠馬セントライトを記念して作られた。現行の中山競馬場・芝2200m(外回り)を利用しているのは1980年から。菊花賞のトライアルレースとして指定されていて3着までに優先出走権が与えられる。

2014年にレース名が「朝日杯セントライト記念」となっているが、他の重賞レースと被ったり似ているところがあるため、単純にセントライト記念と呼びたい。

stlitekinen_course

中山競馬場の芝2200m(外回り)で争われる。菊花賞に向けては実力馬は神戸新聞杯に向かいやすい印象。こちらは条件下を勝ってきた夏の上がり馬の出走が目立つ。ここを勝つ馬は後々古馬戦線でいい結果を残す印象。

セントライト記念の基礎データ

グレードGⅡ
賞金

54,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系3歳 (国際)(指定) 馬齢
コース条件2200m 芝・右外

セントライト記念のコースの特徴

中山競馬場・芝2200mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

中山競馬場は高低差がきついので思っている以上にタフなコース。ゴール前の急坂は2回通る必要がある。最後の直線が短いこともあって後半4~5Fあたりを常に速いペースで走れる持続力が必要で、スタミナ血統・根性のある馬が上位に行きやすい

内枠の馬で包まれる馬は不発しやすいので注意が必要。できれば番手ぐらい取れる競馬がしたいところ。外枠の馬は中途半端な先行は常に外を回って思っている以上にスタミナを消耗するコースです。

セントライト記念の過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)

セントライト記念の過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

※2014年は新潟競馬場で実施。

レース展開によって上がりのタイムが変わりやすい動きどころが残り3Fか4Fでレースの質が異なる。平均的には速いレース展開で、後半あまりペースアップされないスピードの持続力が物を言うレース。

後の有馬記念を勝ちそうなタイプの馬が有利と見たい。

セントライト記念のクワドラント適性

クワドラント適性:OHタイプ
タフな中山コース。ダービー惨敗、皐月賞善戦の馬が活躍したり、北海道競馬(洋芝)で強みを発揮した馬が勝負になるのもタフなレースという証拠。逆にバネだけで勝ってきた馬には疑問視したい。小回りコースを器用に立ち回るハンドリングも必要。

セントライト記念の馬券考察、予想対策

中山のタフな競馬が得意の馬を選びたい。三冠レースではダービーよりも皐月賞で好走した馬、夏の上がり馬は実力が分かりづらいが、過去に中山競馬場などでも善戦している馬の方が良い。血統面ではステイゴールド産駒などの十八番のコース。長距離血統でスピードの持続力が発揮されやすいタイプの活躍が目立つ。

多頭数で外枠の馬が展開上、大外を通るしかならない場合は割引が必要。逆にすっと番手が取れるようなら外枠のほうが良い。内枠は基本的には有利な枠だが、こちらも先手が取れなければ直線に向くまで間が開かずリスクが有る。人気馬がいずれかの条件に当てはまるようなら切って勝負すれば面白い馬券になる。

春の活躍馬は翌週の神戸新聞杯をスタートに復帰することが多いので、こちらでは夏の上がり馬の方が実力がある可能性もあるので、過去の成績では実力比較ではなく適正比較のために使いたいところ。