オールカマーはその名の通り「門戸を広く開けたレース」として1955年に創設。歴史は古い。オールカマーは英語でall-comersで「参加者全員」「希望するならどの馬でも」的な意味がある。

最初はハンデ戦だったが、1984年のグレード制導入時はG3戦として現在の距離芝2200m(外回り)となっている。さらに1995年にG2戦に格上げとなっている。

2014年からは優勝馬に天皇賞秋の優先出走権が与えられていて、実質古馬の秋の休養明け復帰戦の一つとして、強豪馬達の出走が見られる。

allcomers_course

中山競馬場の芝2200m(外回り)で争われる。前週にあるセントライト記念と同じ距離、3歳牡馬戦と古馬までOKの戦いの差ということで、やはりこちらのほうがハイレベルになる。

3歳馬と古馬との世代の激突はジャパンカップや有馬記念まで楽しみに待とう。

オールカマーの基礎データ

グレードGⅡ
賞金

67,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系3歳以上 (国際)(指定) 別定
コース条件2200m 芝・右外

オールカマーのコースの特徴

中山競馬場・芝2200mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

中山競馬場は高低差がきついので思っている以上にタフなコース。ゴール前の急坂は2回通る必要がある。最後の直線が短いこともあって後半4~5Fあたりを常に速いペースで走れる持続力が必要で、スタミナ血統・根性のある馬が上位に行きやすい

内枠の馬で包まれる馬は不発しやすいので注意が必要。できれば番手ぐらい取れる競馬がしたいところ。外枠の馬は中途半端な先行は常に外を回って思っている以上にスタミナを消耗するコースです。

特にこのレースに限っては前の馬が止まらないことを考えると後方からの馬は、4コーナーからは外に行かないといけないので不利な印象。そのため、内を突く手荒な騎乗が目立つレースでもある。

枠順で言えば、コース形状から外枠不利はこのコースではよく言われるところ。

オールカマーの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)

オールカマーの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

2014年は新潟競馬場で実施。

参考)前週のセントライト記念(3歳戦)のグラフ

基本的にこのコースはタフな消耗戦になりやすい、3コーナーか4コーナーさらに最後の直線、坂までロングスパートが必要になるが、古馬戦線ではバテることは更に許されないイメージ。平均よりも速いペースで道中進みつつ、苦しいところでも速いタイムを出さないと勝つことはできない。

もちろん中山得意の馬の舞台が揃っている印象で、適正はしっかり見ておきたいところ。

オールカマーのクワドラント適性

クワドラント適性:OHタイプ
前週の3歳戦重賞と同じコース。そのためコース適性に記憶に新しく感じる場合がある。トリッキーなコースなので、前目のポジションについていけるハンドリングと、ペースが上がってもついていけるスタミナが欲しい。古馬重賞レベルだとよりハイレベルに。

オールカマーの馬券考察、予想対策

中山のタフな競馬が得意の馬を選びたい。ただし、近年は絶妙なコース取り(直線内付き、4コーナーのイン・アウト)によって距離損なく一気にゴール前で差す騎乗も目立っている。標的になりやすい逃げ馬は苦しいところ。

出てくる馬はある程度実力のある馬になることが多いが、さらにそれプラスコース適性(中山の外回りコース)があれば本命に最適。内枠から中団前につけるポジショニングで、中山のタフな道中に付いていければ、最後の直線で勝ち負けまでは見れる。

このレースは休養明けの馬と夏の重賞を勝ってきた馬の激突も見られるが、過去の実績は適正を見るために使ったほうが良い。中山や小回りのタフなコースで善戦している馬は向いている可能性が高いと見たい。また、休み明けでもある程度仕上げてきていることが多く、タフな競馬にはリフレッシュも必要なので、休み明けの割引も必要ない

牝馬に関してもある程度古馬戦線で牡馬と戦って、能力拮抗状態が確認できれば割り引く必要はない。ステイヤータイプが強いわけでもないので、2000~2400mの中距離巧者、ある程度速い道中が長く続いて頑張れる馬を探したい。