創設は1965年、暮れの中京開催でダート戦して行われていた。その後、何度も条件の変更があったが、短距離路線重賞として定着したのが1996年でスプリンターズステークスの前哨戦となった。
2006年には開催時期を6月に変更。G3競走のハンデキャップ競走として、夏競馬を盛り上げている。サマースプリントシリーズの第2戦に指定。
中京競馬場芝1200mで争われる。直線部分が長いコース。コーナーは急なので短距離戦ながら緩急が付きやすいコースとも言える。
※2020年は京都競馬場改修により中京競馬場→阪神競馬場になっている。
コース面での過去の傾向は全く変わってくるので注意!
CBC賞の基礎データ
グレード | GⅢ |
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賞金 | 39,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系3歳以上 (国際)(特指) ハンデ |
コース条件 | 1200m 芝・左 |
CBC賞のコースの特徴
中京競馬場・芝1200mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
中京の芝1200m短距離戦はG1の高松宮記念が行われるコースと同じ。最後の直線の長さが特徴的で、これによってG1レースが開催できていると感じる(コースによるアヤが減っているため)。
コース形状が長い直線→短いコーナー部→長い直線なので、短距離戦でも勝手にペースの緩急ができてしまうので、消耗戦からの前崩れを逆に気にしなくても良い形状。スピードに乗った馬が自然にコーナー部で息を入れて、勢いそのままに最後の直線を駆け抜けるかどうか?
そろそろ血統背景が変わってきそうだが、昔でいうとスピード一本調子タイプのサクラバクシンオー産駒の得意とするところで、圧倒的なスピードで押し切る馬を選びたい。
また中京競馬の開幕週に当たる。梅雨時期と言っても馬場コンディションは良好になりやすい。ただ、馬場が重くなるところっと結果が変わるぐらい予想は難解と理解しておきたい。
阪神競馬場・芝1200mコースの特徴とレース傾向、データ分析
2020年は阪神競馬場で開催、梅雨時期の宝塚記念が終わった後に引き続き開催するので馬場コンディションは十分注意。比較的時計の掛かりやすい馬場になるのではないか?と推測。
CBC賞の過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)
CBC賞の過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
また同コースの平均ラップタイムのグラフと比較して表示します。赤線が重賞競走になります。
条件戦よりも道中のペースが速いのが特徴。激しい先行争いが向正面で続くと見たい。コーナー部に入ると無理に外目を回っているようでは追いつけないので、4コーナーに入ってから内外いっぱいに広がる。後方の馬は、間を狙うがあまりそれがハマっているのは見たことがない。
※2020年は阪神競馬場で開催のため、ラップ傾向は異なるので注意!
CBC賞のクワドラント適性
CBC賞の馬券考察、予想対策
よく荒れる短距離ハンデキャップ競走。多頭数になることも多く、紛れというか流れに乗って勝てるかが焦点。波乱の結果が必然だと思って、レース前のオッズは見ておいたほうが良い。
脚質は逃げ・先行が優位には違いないが、スタート一つで前に行けないスプリント戦なので、過去の脚質から安心して買うのはオススメできない。最後の直線に入って挽回できるだけの、最後の直線の長さがあると見るぐらいのほうが良さそう。
多頭数になると8枠あたりは距離損になる可能性が大きい。スピード自慢がたくさんいる中で、外から一気に先手を取るのは難しくレースがしにくい。
正直なところ傾向が掴みにくいレースで、データ分析が当てにならない印象。時計が速い決着もあれば、良馬場でも1~2秒遅いときもある。よっぽど実力差がある馬以外はどの馬が来てもおかしくないつもりで馬券を買いたい。もしくは無駄馬券が増えると思うなら、予想だけしてみて馬券を買わずに見をしてみよう。殆どの場合が予想が外れてたと感じるだろう。
オススメの穴馬を上げるとすれば「末脚がそこそこ繰り出せ、内枠偶数に入った、過去数戦重賞で結果が出ていない、人気薄の馬」から手広く買う程度か。
※2020年は阪神競馬場を利用。
内回りだが、やや馬場が荒れていることが推測される。そこに来てタフな坂がある阪神競馬場。短距離戦でオーバーペースになれば、最後の直線でころっと変わるような差し傾向のあるレースになるかも知れない。最後に坂があるのを馬力で駆け上がるような馬を狙ってみても面白そう。