ngt_d1800新潟競馬場・ダート1800mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。新潟のダート1周戦ではダート1700mというのもありますが2012年以降レースがありません。スタート地点が100m伸びるだけですが、現在はダート1800mのコースを調べておくことになります。

スタート地点はスタンド正面からになります。最初のコーナーまでの長さは388.7mとある程度の距離はあります。最後の直線が354mですので、スタートの直線の方が最後の直線より長いということになりますね。

まず枠順の有利不利ですが、それ程はっきりした傾向は出ていませんが若干外枠が好結果です。理由としては最初のコーナーまでの距離が長く、外の馬が内枠の馬を見ながら1コーナーまでに先行できるという点があります。若干ではありますが、偶数枠や大外枠がいいという結果も出ていることから、外から内の馬をみて走れる優位性がありそうです。

1コーナーの後も短いコーナーを通って、向正面でも外枠の馬は内の馬を見ながらの競馬になります。内枠の馬は逃げてしまうと外に合わせられるし、一旦、先行集団の後ろにつけると4コーナーの後に馬群を割って前に出る必要があります。

このコースに出る馬たちはなかなか勝ちきれる馬が少ないので、展開の紛れで勝って条件を抜け出す馬が多いイメージです。

新潟競馬場 1800m ダート・左の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離388.70m
ゴール前直線距離354.00m
ゴール前直線坂平坦
直線部分合計約1157m
コーナー部分合計約643m
コーナーの数4個
コーナータイプ(3~4コーナー)小回り
コーナーのR104
高低差0.5m
芝の種類ダート
フルゲート15頭
幅員20.0m

このコースを利用する重賞レース

  • レパードステークス (GⅢ)  サラ系3歳 馬齢 賞金40,000,000円
  • 新潟競馬場・ダート1800mコースのラップタイム・データ分析

    コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

    ※データは2018年7月に過去10年間から取得したもの。

    ※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

    新潟ダート1800mの高低図

    nii_d1800

    新潟ダート1800mのラップタイムグラフ

    新潟ダート1800mの速度変化グラフ

    判定「標準戦」:ペースが上下動しやすいが、消耗戦に近い

    新潟競馬場はコーナーが急なこともあり、他のダート1800mよりは直線部分が長いです。そのため、このコースでは2回競走馬が息つくポイントがあります。だからといって瞬発力の勝負になるかというと、ダートの中距離戦ということもあり、これと言って瞬発力は必要ないです。

    他場で展開が恵まれず涙をのんでいた馬には同条件(ダート1800m)でチャンスが出てきそうですね。

    新潟競馬場 1800m ダート・左のクワドラント適性

    クワドラント適性:Hタイプ
    瞬発力もスタミナもあまり必要としないダート1周戦で展開利の要因が出やすい。2回のコーナリングでの隊列が大きく影響。ある程度、道中でついていけるハンドリング能力が欲しい。

    新潟競馬場・ダート1800mコースの特徴とレース傾向と攻略法

    新潟競馬場の開催は東京と中山が開催中の裏開催か、夏競馬の関東のメインといったところが肝で、馬柱を見ても微妙に勝ちきれない馬(いわゆる弱い馬)が集まって、未勝利や条件戦を抜け出す競馬になります。

    その為、実力で勝つ馬が稀で展開を読んだり有利不利を馬券に活かすことが求められます

    新潟競馬場のダート1800mは外枠側有利の傾向があって、その理由は外目から競馬がし易いと言うところがありそうです。

    まずは弱い馬なりに、本当について来れない馬を除外した後は実力伯仲でしょうから、展開次第で何が来てもおかしくないそれなら外から有利に競馬ができそうな馬を狙ってみるのが良さそうです。

    なお、ダート1200mよりは逃げ一辺倒ではなく4コーナーで並びかける先行馬のほうが期待値が高いです。また1コーナーまでで先行できなくても外枠の馬や後続の馬が向正面でマクルように4コーナーに先頭に立つこともあり、過去のレースなどから正しく弱い馬なりに勝てる馬を探すことも必要になります。

    1000m 1200m 1400m 1600m 1800m
    2000m(内) 2000m(外) 2200m 2400m
    ダート 1200m 1800m

    ⇒新潟競馬場の更に細かいコース紹介と特徴