新潟や他場での早めの2歳勝ち上がり馬達の重賞レース。1981年から行われているが、2002年からは新潟競馬場の改修後のコースで、外回りのマイル戦(1600m)となっている。2歳世代で最初の重賞マイル戦となり、東西の勝ち上がり馬が出走して入り乱れる。

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新潟競馬場の芝1600m(外回り)で争われる。直線部分が非常に長く、最後の直線部分もJRA全場で一番長い。本来ならば最後の叩き合いが見もののコースだが、2歳戦ということもありしっかり仕上がっている馬でないと最後まで力を出しきれない印象。また基本的にスローペースになり、ほぼ最後の直線向いてからの叩き合いと思ったほうが良い。瞬発力のある馬が優勢

新潟2歳ステークスの基礎データ

グレードGⅢ
賞金

31,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系2歳 (国際)(特指) 馬齢
コース条件1600m 芝・左外

新潟2歳ステークスのコースの特徴

新潟競馬場・芝1600mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

全場で最後の直線が一番長いコースが、まだ1戦程度しかしていない若駒が争うことになる。さらにマイル戦というのもあり、向正面はスローペースにになりやすい。ほぼ、最後の直線を向いてからの叩き合いになるがポジション取りは若干前目にしておきたいところ。

「どの馬が瞬発力があるのか?」見極めるのが酷な若駒の争いだが、晴れのいい馬場でのレースになるのなら「良血」「好仕上がり」「前走の末脚」あたりがテーマになるか?

枠順の有利不利はそこまで大きくないので、このレースでは考慮は少なめで良さそう。

新潟2歳ステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)

新潟2歳ステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

重賞戦だが2歳戦ということもあり、ほぼ条件戦などの平均と同じ状況。最後の方にくっきりとした山があるように超瞬発力戦になると考えたい。ラップタイムの表を見ても「緑色」でペースアップ型というのが見て取れる。

前走のレースで消耗戦を勝ち抜いてのではなく、明らかに馬群から抜け出すような末脚で勝っているか?そしてそのタイムをチェックしておきたい。上がり3Fのタイムに関してはもちろん速いほうが良いが、その内容、特に前走レースで他馬よりも上がりがかなり速くて勝っているような馬が狙い目。

新潟2歳ステークスのクワドラント適性

クワドラント適性:STタイプ
2歳戦ということもありレースを覚えていない馬たちで前半はオーバーペースにならないよう抑えるのに必至。とにかく、直線向いてから平坦で長い最後の直線をバネのように伸びるかが勝負。仕上がり次第と言ったところもある。

新潟2歳ステークスの馬券考察、予想対策

多くの馬が1戦しかしていないレースで何が起こるかわからない部分が多く、概ねオッズが割れて混戦模様という状況になっている。実際、根拠に乏しい予想しかできない状況なため、こういうレースはパスという人はパスしてもよいだろう。

狙い目としては、やはり「末脚重視」で、前走スローペースでも驚異の末脚で差し切った馬(伸び切った馬)は要チェックとなる。上がりタイムと前走他馬との比較などは重要視したい。脚質に関しては、まだ確定と言えないので当てにならないので無視するレベルで良さそう。ゲートに関しても極端な内枠、外枠は競馬のしにくさから割り引いても良いかもしれない(オッズに反映されてなさそうなので)。

2歳戦重賞はこのレースだけで考えず、このレースの結果の質も覚えておきたい。末脚が強烈な馬が勝ちやすいレースなので、ここで勝った馬が次に他場のレースに出た時に、末脚不発で苦戦することもよくある。

最後に、やはりまだまだ本格化していない馬たちの中で勝ち上がってきているので、本当に強いのかはこの時点で決めるのは時期尚早、あまり新馬戦の結果だけで固定観念を付けないで、気軽に現在の末脚発揮力だけで馬券抽出で良いのではないか?オッズが割れやすい分、人気のある馬でも馬券妙味はあるので気軽に少額勝負としたい。