ようやくシルバースミスが再び復帰となります。4戦目の後に短期放牧に出てから右前脚を跛行。回復するためにゆっくりしていましたが、一時期は560kgを超えるほどまで太っていました。脚元不安で体重増やして大丈夫か?と思っていましたが、脚元がスッキリしてレースに出られるようになるのに約10ヶ月半掛かりました。
臨んだレースは中京の芝2000mで直線の長いところはよくあってそうなので、長期休養明けでどこまで?といったところでした。
3月28日(土)中京(芝2000m・4歳上1勝クラス)西村淳騎手 結果4着
結果は4着です。ゴール前ギリギリまではひょっとしたら勝つかもぐらいまで粘りましたが、最後伸びていないので、これが長期休養の影響ならば次戦が面白いですね。ただ、次は人気しそうで馬券的妙味はなさそうですが・・・。
出走時の馬体重は500kg(+26kg)で、予想していたような重さでなく絞れていました。パドックの映像をみても、余裕残しというよりはしっかり作ってきた印象です。それにしても腰高でナイスバディですね。ちなみにJRA-Vanのパドックでは躓いています・・・。
脚が長いので、今後も繊細な脚元には注意しないといけないかも知れません。と言いながら・・・オルフェーブル産駒の気性を考えると燃えやすそうで不安です。
レースの感想を書いていきたいと思います。
スタートはいつもいいシルバースミスですが、今回は横の馬が躓いた影響を受けたように感じました。中京コースの芝2000mはスタート場所がちょっと坂になっているので多くの馬が上記のようにスタートで寄れます。
中京競馬場・芝2000mコースの特徴とレース傾向、データ分析
ちなみに隣の馬は1番人気でしたが、大差負けとなりました。「鼻出血に心房細動」とダブルパンチを食らっていたようです・・・。
大飛で二の脚の速いシルバースミスは外から一気に先頭の外を取りに行きました。大外枠で心配していましたが、大飛なシルバースミスにとってはゲートは外枠のほうが良さそうです。それにしてもレースを振り返ってみても馬っぷりは一番良く見えます。
コーナーワークもバッチリです。先手が取れる馬はレースがしやすいと思います。
3コーナーあたりで馬群は詰まり気味。いいペースで先行出来ていて前も空いているシルバースミスです。休養明けなので4コーナーで体力不足で垂れないか心配でした。
4コーナーで先頭に立つ!
「おおっ?これはひょっとして!?」のやや突き放そうという勢いです。
200mと切ってもまだ先頭。後続馬も伸びてくる中、粘る粘る。シルバースミスの実力が出ているところです。騎手も必死に追っていましたが、ちょっとムチが多くて、逆に追ってほしかったかも知れません。
まぁ長期休養明けですので、この場面は馬にとってもしんどいでしょう。逆に休養明けでこれだけ走れば1勝クラスに目処の付く走りと思うので十分です。
ゴール前では脚色の違う3頭に差されて、結局4着でした。それでも1馬身差程度です。
次走は最後まで伸びることができれば勝機ありかと思います。馬場は稍重状態でしたが、シルバースミスは馬格があるものの飛びが大きいので、本来は上がりの時計勝負は向いていそうです。脚元の不安はつきまといそうですが、しっかりと調整すれば勝てると思います。
勝てはしませんでしたが、今回の結果は大満足です。
次走は休み明け2走目で、長期休養明けでここまで善戦しているので、おそらく注目の人気馬になりそうです。馬っぷりも良いし、走りを見てもこのクラスで勝てる実力は持っていると思います。芦毛のオルフェーブル産駒ということで勝ってクラスが上がればファンも付きそうな馬だけに脚元に中止ながら一歩一歩階段を駆け上がって欲しいところです。
厩舎サイドからも「叩いて変わると思います」という強気のコメントが出ています。