2020年8月5週目の一口出資馬の結果です。3頭の出走で、そのうち一頭が嬉しい未勝利脱出を遂げています。それにしても勝つためにはトントン拍子に勝つための運も向かないといけないぐらい、「競馬で勝つことの難しさ」を感じますね。
3頭をレースがあった順番に振り返りたいと思います。
ニーニャ 3歳未勝利 小倉芝1800m
ニーニャは勝ち馬からコンマ4秒差の4着でした。勝ちきるような雰囲気はありませんでしたが4コーナーで中を付いて上がってこれたことは評価したく、この走りができるならどこかで勝てていたのでは？とやはり感じますね。新馬デビューが3着で芝で善戦した馬です。
4コーナーでは間を突いて上がってきました。
馬の雰囲気からすれば、やや大きめの馬体で（長身）、脚元がスラッとしておりいかにも芝馬だと思います。今までの使われ方と見ていると結果論ですが、もう少し上手に未勝利戦を使えてなかったのか？悔やまれます。
デビュー自体が年明けの2月という遅さで、半年で6戦しました。その中で2回程度勝ち負けにはなっていて、このレースが未勝利戦を来週に後一週残しての善戦。いわゆる権利取りまで頑張りました。
もう後がないので、体調が良ければ小倉で連闘を願いたいところですが、果たして陣営がどういった判断をするのか？と考えています。
残念ながらダートが駄目なので、地方に行って中央帰りというのは難しいのではないか？と思っています。ノルマンディーの採算性を考慮した戦いなら障害レースを使ってくるなりするかもしれません。転厩して障害練習したほうがトモがパンとしてレースも上手になることもありますが、やはり障害レースはリスクも高くなるので、後は陣営の判断まちです。個人的には40口で崖っぷちのこの馬が勝ってほしかったです。
レゴリス 3歳以上1勝クラス（ニセコ特別） 札幌ダート1700m
レゴリスは初めて中央で掲示板を外しましたね。3番人気に押されながらの凡走で人気を裏切った形になります。まぁ、でも中央復帰からが出来すぎた印象もありますので、これぐらいの凡走はあり得るでしょう。
個人的には藤岡佑介騎手とは手が合わない馬だと思っています。上手に溜めて乗ってもあまり弾けるような走りができる馬と思っておらず、地方でも気が抜けるとフラフラするので、押して押して疲れても押し切るぐらいグイグイ追う騎手に乗って欲しいですね。
関西主戦の昆さんのところに転厩したわけですし、秋以降は阪神のダート1400m走あたりで先行押切競馬を見てみたいですね。もともとダート1400で未勝利いい勝負で骨折した訳ですし、適鞍は1ターンのレースかと思っています。
アースライザー 3歳未勝利 札幌ダート1700m
アースライザーはレゴリスと同じダート1700mで未勝利脱出を賭けて連闘となりました。結果は嬉しい勝ち抜けとなりましたが、この馬の状況を見ていると、勝つには噛み合った運も必要とひしひしと感じます。
なんといってもスリーアウトの凡走で、もう無理だと思っていました。札幌での復帰戦の単勝オッズは223.2倍ですからね・・・。ここで減量の山田騎手を背に見事な内枠を活かした騎乗を見せて6着でした。
この6着の走りを見て「良かった。中央勝ちは無理でも地方で走れる程度の力はありそう」ぐらいに感じていました。8月の時期の3歳未勝利戦はラストチャンスに賭ける馬でひしめき合っています。そのため、6着で権利が取れなかったことから次走出走自体も運でした。見事2割以下の抽選突破で、しかも2番枠という好枠。運を味方につけて2着に好走です。これで権利を手にしたので、ラストチャンスを使えるという運も手にしています。
状況が良い時に連闘勝負。連闘が出来る状態に馬の調子を維持できたのも運ですし、またまた内の好枠。さらにジョッキーも減量の手が合う山田騎手を連続して配することが出来るのも良かったでしょう。道悪になったところで、やや勝負気味の早仕掛けが出来たのも連続して乗っていたからかもしれません。
もう未勝利脱出なんて無理だろうと思っているような馬が、奇跡の逆転勝利を見せてくれるのも競馬の醍醐味だと思っています。アースライザーにとってはクラスが上がってどの程度の戦いができるかは未知数ですが、ダートの1周戦なら出資者を楽しませてくれるような安定した走りは可能かもしれません。
この馬が何戦も走ってくれれば、一口馬主ライフ的には楽しみが増えるので、今回の勝利は非常に嬉しいです。
山田騎手はレース後にガッツポーズが出ましたね。馬も人もレース後に勝利の笑みを出しているように感じます。アースライザーはブリンカー効果もあるんでしょうかね？ブリンカー付けてから好走しているというのも付け加えておきます。
