地方競馬場の尺度比較の後編です。主に真ん中より西側にある地方競馬場の情報を掲載します。

同じように最初に中央競馬の東京競馬場、最後に福島競馬場をくっつけましたが、西日本側にある地方競馬場は全て小さいというのが分かります。

半分ぐらいのサイズに見えますが、本当に小さいです。1つづつ紹介していきます。

金沢競馬場

1周1200mの小さい小回り競馬場です。北陸地方にある唯一の競馬場ということになります。こちらも雪の影響を受けやすいですね。のんびりとしていて、なかなか良いところというイメージです。

笠松競馬場

1周は1,100mとかなり小さい競馬場。いつまでもオグリキャップ誕生の場所としてのアピールが続いている印象。古き良き地方競馬のイメージはありますね。経営改革もしたいでしょうが、なんせ箱が小さいのが難点。中京地方に近いのは利点。とにかく先手必勝の競馬場です。

名古屋競馬場

1周1,180m。やや円形なのでコーナーは緩やかだが、直線のスペースが少ない。コーナーだらけでスパイラルカーブ採用。金シャチ競馬という愛称。東海地方に地方競馬場が2つあって分けて開催している。なんというか競馬場トラブルも多い気がする。馬脱走など・・・。

園田競馬場

1周1,051mとかなり小さい。関西圏からアクセスの良い、若干都心部の地方競馬になるが、逆にそれが仇となって地元住民から疎まれている部分も、所詮競馬はギャンブルで汚いという印象を早く払拭したいが、競馬場自体が小さいので南関東に太刀打ちしづらい。昔はアラブ種のメッカだった。

姫路競馬場

1周1200m。近畿圏の2つ目の競馬場、園田と交互開催する。園田よりも直線が長く、コーナーが急。京阪神からは少し外れているため客数の問題で寂れているのが実情。

高知競馬場

1周1,100mと小さい。四国唯一の競馬場。場所柄いつも馬場が重い。この競馬場は一番、他の競馬場とダートの馬場が違うと思っておきたい。どろんこ馬場で行われることが多く、そのため砂の厚みもしっかりさせてある。面白いレース企画で地方競馬の中では頑張っている。

佐賀競馬場

1周1,100mとかなり小さい。形状は基本の楕円形。九州には中央では小倉競馬場があり、やはり北九州独特のファン勢に親しまれる。小回りで基本形状の地方競馬はどうやっても先行有利、スタートから押し合いの先手取りが見どころ。

 

西日本の地方競馬場7場を紹介しました。どの競馬場も「小さい」というのが特徴的で、門別や大井競馬場など実は大きさは中央競馬に負けていないというものはないです。小回り、コーナーもタイトで先行争い勝負、1周なら向正面でマクらないと話にならないレースが繰り広げられています。

そのため、溜めて伸びるなんてものが通用しないと思っておきたいですね。

能力のある中央の大型馬(飛びが大きい系)は地方交流では不利ですが、他馬よりも100mぐらい長く走って勝てるぐらいの能力差が欲しいですね。