小倉競馬場・ダート1700mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。
スタート地点は4コーナーを回りきったところ付近からで、最初のコーナーの1コーナーまでは343m、その後、馬場を1周して最後の直線は291mと短いです。道中にある高低差は2コーナーの小高い丘のみになります。
なお、小倉のダートレースはこの1周コースのダート1700mが殆どです。
レースとしては序盤の1コーナーまでの先行争い、そして向正面でのマクリ気味の先行争いとやはり4コーナーまでに前に出る事が重要です。ダート1000mよりも前に出るタイミングは多いので、それ故紛れは少なくなりますね。
枠順の有利不利はフルゲート16頭で、やはり内枠有利がはっきりと出ています。特に11番より外は1コーナーまでに先手を取る脚がなければ外々を回る距離損の不利があると思っておいて良いでしょう。
特注すべきはマクリがはまることが多いことでしょうか?小倉競馬場は2コーナーが小高い丘ですので、ここから下りを利用して一気にまくる戦法が使えます。ですので、1コーナーで先手を取れなくても中団に控えた外目の馬が2コーナーから前にでるチャンスがあります。
逆に内枠の馬は馬群の中ですので、そういったマクリ戦法は使えない不利があるので、内枠有利だけど内枠で前に行けない馬は、逆に圧倒的に不利と考えていいでしょう。
小倉競馬場 1700m ダート・右の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 343.00m |
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ゴール前直線距離 | 291.00m |
ゴール前直線坂 | 平坦 |
直線部分合計 | 約1022m |
コーナー部分合計 | 約678m |
コーナーの数 | 4個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 小回り |
コーナーのR | 112 |
高低差 | 2.9m |
芝の種類 | ダート |
フルゲート | 16頭 |
幅員 | 24.0m |
このコースを利用する重賞レース
このコースを利用する重賞レースはありません。小倉競馬場・ダート1700mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2020年8月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
小倉ダート1700mの高低図
小倉ダート1700mのラップタイムグラフ
小倉ダート1700mの速度変化グラフ
判定「標準戦」:やや持久力を要するコース
小倉競馬場の1周コース。出走頭数も多く、スタート後1コーナーに殺到することが多い、ペースを見ても一気に加速している。向正面で標準的な流れになるが、徐々にペースが落ちていってペースアップすることがない。
マクリが効いていることが多いが、これはペースを上げているのではなくて先行争いを諦めて他の馬のペースが落ちる時に、あまり抑えずに進めていると考えられる。
小倉競馬場 1700m ダート・右のクワドラント適性
小倉競馬場・ダート1700mコースの特徴とレース傾向と攻略法
中央4場で行われるダート1周コースは基本はダート1800mです。それに引き換えこちらはダート1700mと100m距離が違います。さらに最後の直線の坂などもなく、道中もそれほど高低差があるわけではありません。
その為、レースの質としては4コーナーまでに前を取って後は粘ってなだれ込むというレースになります。
基本的に下級戦が組まれますのでレースを見ればわかると思いますが、最後の直線で凄い脚を使う馬はいません。基本的には中央4場で勝ちきれなかった馬なので、どんぐりの背比べになります。そこに来て騎手もメイン場で活躍するようなトップジョーキーは殆どいませんので、逆にいれば自然と実力馬の騎乗依頼が集まります。
ある程度、人気がある馬が善戦しますが、中央4場でそれなりに走っていても勝ちきれなかった馬が人気していて、ここでも勝ちきれないという状況をよく見ます。どちらかと言うと軸馬は小倉のこのコースなら前目で粘りきれると言ったタイプの馬を選んだほうが回収率が上がりそうです。
芝 | 1200m | 1800m | 2000m | 2600m |
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ダート | 1000m | 1700m | 2400m |