kkr_d1000小倉競馬場・ダート1000mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。

スタート地点は2コーナー付近からでスタート地点のハロン棒「10」が良く見えます。そのまま最初のコーナーまでの距離は370mと十分、3~4コーナーはスパイラルカーブとなっていますので、ペースが落ちること無く最後の直線まで進みます。

反転してゴール前の直線の長さは291mと短くしかも平坦なのが特徴です。

コース形状からも分かるようにスタートから飛ばしていったもん勝ちといったコースです。データを見ても、差し馬・追い込み馬は合わしても勝率2%程度、連対率も6%と極端に低く期待値も低いです。

つまりは4コーナまでに前にいる馬を探すということになります。なお、行われるレースは1000万下クラスまでの弱い馬同士のレースになりますので、強さというよりは先行力だけ見つけられるか?ということになります。

枠順に関して言うとスタートが物を言いますので、若干、偶数枠や大外枠はプラス材料です。特に2番枠が良いのは内の偶数枠でロケットスタートを切ればかなり有利という証明かもしれませんね。

小倉競馬場 1000m ダート・右の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離370.00m
ゴール前直線距離291.00m
ゴール前直線坂平坦
直線部分合計約661m
コーナー部分合計約339m
コーナーの数2個
コーナータイプ(3~4コーナー)小回り
コーナーのR112
高低差2.9m
芝の種類ダート
フルゲート14頭
幅員24.0m

このコースを利用する重賞レース

このコースを利用する重賞レースはありません。

小倉競馬場・ダート1000mコースのラップタイム・データ分析

コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

※データは2020年8月に過去10年間から取得したもの。

※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

小倉ダート1000mの高低図

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小倉ダート1000mのラップタイムグラフ

小倉ダート1000mの速度変化グラフ

判定「超持久戦」:スタートから先手争い後、最後までいったいったのレース

2F目のタイムがダートながら10.5秒に迫る勢いで猛スピード、このタイムが出せる行き足が必要となる。あとは全体的にペースが落ちていくので瞬発力は要らない。パワーとスピードで押し切る馬が強い。

小回りでコーナーもきついので、4コーナーでギアチェンジで上がって差し切るなんてのはまず難しいコース。また夏開催は梅雨後で暑く砂が乾きやすいので、後方の馬は砂埃を浴びて厳しい。

小倉競馬場 1000m ダート・右のクワドラント適性

クワドラント適性:SHタイプ
小回りダート1000mはスピード勝負。うまく先行してコーナーリングで先手が取れれば後ろの馬は抜くことが難しい。ダートでも行き脚のあるスピードxパワーの馬に適正あり。

小倉競馬場・ダート1000mコースの特徴とレース傾向と攻略法

単純ないったいったのレースですので、やや固い決着が多いのが特徴ですが、ただどの馬が先手を取れるのかが判断が難しいところでもあります。単純に過去のレースで先手を取っているから買うというのでは、多くの人がそう判断して馬券を買うので過剰人気になり逆に回収率としては低くなります。

そうではなくて、前走は控えているんだけど、ここに来て一発押して前に出る作戦を取ってさらにそれに応じた先行力の脚を持っているかの判断が重要になります。

また裏開催になりますのでこういったローカルコースの逃げが得意な騎手が、いつの時代にもいます。簡単にデータ抽出できる時代ですので、小倉巧者の騎手を何名かピックアップしておいてプラス加点したいところです。

またダート1000mなんてコースは、他の競馬場にもないレベルの短距離走です。多くの馬がダート1200mから移り変わって挑んでくるため、そこに条件の違いから来る歪みを感じるコースだと思います。

1200m 1800m 2000m 2600m
ダート 1000m 1700m 2400m

⇒小倉競馬場の更に細かいコース紹介と特徴